4月11日 日曜日 雨
 都知事選投票日。
 うまい具合に雨が降ったので投票には行かなかった。
 いや、晴れても行かなかったと思う。
 だって、何を書けばいいんだ?
 自分の名前か?
 それとも、俳句でもひねってくるか?
 ばかばかしい。
 無効投票を生かすように、選挙制度を改革すべきだ。
 たとえば、最も数の多かった無効投票に、何か報いるべきだ。
 あるいは、「こいつだけは落としたい」というヤツにマイナス票を投じることができるようにすれば良い。
 であれば、私は石原の得票を減じるために投票所に足を運ぶだろう。

 結果は石原慎太郎の圧勝。
 で、鳩山が2位で、3位がマスゾエ。
 なるほどね。
 オレは間違っているようだ。
 オレは民意に沿わない都民であるようだ。
 わかった。
 オレに石を投げてくれ。石もて打たれるべき都民がいるのだとしたら、それはオレであるに違いない。
 よろしい。
 もう都民は引退だ。
 棄民になろう。
 
 いや、「埼玉都民」という言い方があるなら、「東京県民」があっても良い。
 オレは埼玉の亡命県民になろう。
 心は浦和市民だ。
 地方自治法を改正してほしい。
 住民票は身体のあり場所でなく、心のふるさとに置けるようにしてほしい。
 身はこのいけ好かない汚れた巷にあっても、心は浦和にある。
 税金もできれば浦和市に払って、レッズのための市民でありたいものだ。

 石原よ。
 オレの障子を破ろうと思っても無駄だ。
 オレたち「ノーと言える都民」は、お前の、陽根崇拝のバイアグラ都政にひれ伏したりはしない。
 太陽の季節?
 はは。
 まだ気がつかないのか?
 太陽が大きく見えるのは落日が近いからだぜ。


4月12日 月曜日 曇り
●ワールドユース予選リーグ 日本VSイングランド
 2-0で圧勝。
 素晴らしい。
 昼寝して観戦にそなえていて良かった。
 知事選をフケた甲斐があったというものだ。
 素晴らしい試合だった。
 2点目の小野君のループシュートは非常にスキルフルだった。
 ようやく調子を取り戻してきたようだ。

 稲本を温存したままで予選リーグを突破したトルシエの功績を認めねばなるまい。
 永井を前半でひっこめた判断も良かった。
 
 それにしても、イングランドはあんなものなのだろうか?
 プレミアリーグが大変な時に、アフリカの田舎試合に大切な選手は出せないと、そういう判断だったのだろうか?
 あるいは、北緯40度から上に住んでいる連中にとって、ナイジェリアの気候は過酷に過ぎるということなのだろうか?
 いずれにしろ、イングランドの選手たちはアメリカ以下だった。


4月13日 火曜日 晴れ
 午後よりA新聞の取材を受ける。
 「ポケットボード」という携帯電話用の外付けキーボードについて。
 駐車場で顔写真を撮影。
「キーボード片手打ち肩越し斜め振り返り流し目笑い」という古典的にして奇妙なアングル。
 ヘンな奴。
 操作中の液晶画面と顔を1ショットの中に共存させるためにはこのアングルしかないのか。
 つらい。
 
●誤爆
 NATO軍の空爆がユーゴスラビアの列車を直撃。少なくとも10人の民間人が死亡したらしい。
 NATO軍は、誤爆を認めたようだ。
 
 誤爆?
 ってことはアレか?
 NATO軍は「悪者にだけ当たる爆弾」を落としているつもりだったわけだ。
 なるほど。
 正義の空爆ということですね。

 爆弾には正義の爆弾と悪の爆弾がある、と。
 ふむふむ。
 理屈としては「防衛力」と定義される攻撃力があったりするみたいなアレですね。

 防衛と攻撃。
 あるいは侵略と失地回復。
 難しい問題だ。

 たとえば「万が一」にそなえて武器を持つという理屈は、理屈としてはわからないでもない。
 が、運用上、それは簡単な話ではない。

 学生だった頃、オレは万が一の機会に備えて、財布の中にコンドームを常備していた。
 感心な心がけだ。
 が、持っている以上、使いたくなるのが人情だってなことで、じきに、防衛的コンドームの意味は攻撃的な方向に変質したね。
 つまり、使用の機会を模索するのがあたしの日常になったわけです。
 銃を持ったハンターが獲物を求めるみたいな調子で。

 万が一があったかって?
 ははは。
 皮の財布には丸い輪の形のヘンなクセがついたよ。
 ジーパンの尻ポケットも奇妙な具合に擦り切れたな。
 ナイキミサイル。
 くだらねえ。


4月14日 水曜日 晴れ
 巣鴨に出動。
 帰宅後、銭湯に行った。

 西武VS近鉄戦(やっぱり野球は親会社の名前で表記しないとね)は松坂が登板。
 テレ朝が「緊急中継」をしたようだ。
 良い傾向だ。
 巨人&ヨミウリ&日テレの鉄壁のトライアングルに少しでもヒビを入れてほしい。
 スポーツニュースによれば、三安打完投ながら負け投手になったようだ。
 まあ、どっちでもいいけど。

 選挙の「投票所入場券」というのが来た。
 ん?
 まだ終わってなかったのか。
 と一瞬思ったが、そうであった、区議会議員と区長の選挙が残っていた。
 いずれにしろ、投票に行くつもりはない。
 前に言わなかったか?
 オレは選挙に出るような人間には投票したくないんだって。
 政治は謙虚な人間がやるべき仕事だからな。
 えっ?
 立候補していない人間には投票できないのか?
 ってことは、出たがりの出しゃばりの権力志向の売名野郎でないと政治家にはなれないのか?
 おかしいぞ。
 

4月15日 木曜日 晴れ
 昨日、F井@わねっと氏より、当HPのサーバが移転になる旨、連絡があった。
 昨日の午後から夜にかけて、サーバが不安定になっていたりしたが、無事、作業は完了したようだ。
 新しいアドレスは
http://luna.wanet.ne.jp/~odajima/index.shtml
 ということになった。
 カウンタの数がまた200ほど減った(移転作業前にセーブした数字を書き戻したためらしい)ものの、表示速度とかは少し速くなった気がする。
 トップページの拡張子が変わっている(index.html→index.shtml)のは、サーバーソフトの設定の問題らしい。

 日刊スポーツの一面トップ見出しは
「松坂かわいそう」
 本当にかわいそうなのは、読者だと思う。
 かわいそうな国だ。


4月16日 金曜日 晴れ
 午前零時よりワールドユース決勝トーナメント第一戦を観る。
●サッカーワールドユース日本VSポルトガル
 1-1(PK5-4)で延長PK戦の末、日本の勝ち。
 良かった。本当に良かった。昼寝して試合に備えた甲斐があった。
BS1の解説の宮沢ミッシエルさんはほとんどディフェンスのことしか話さない。逆に木村和司さんとかは攻撃の話ばっかりだし……つまり、どの解説者も自分の現役時代のポジションしか観てないってことなんだな。
 そういえば、加茂さんの解説には、時々カントク時代の愚痴がまじっていたりして泣かせる。

 以下、書きたいことがたくさんありすぎて、まとめるのが大変なので箇条書き。
 小野君はミスもあったが、よくがんばっていたと思う。
 サッカーの掲示板とかでは散々な言われよう(「サボるな」「テレテレ歩くな」「ふてくされてるんじゃねえ」「ミスだらけ」)だが、彼は決してサボっていたのではないと思う。
 ただ、
1.いつも口を開け気味(鼻でも悪いのか?)
2.歩き方がのどか
3.無駄追いをしない
 といったような事情で、実際以上にテレテレして見えるだけなのだ。
 要所要所ではきちんとディフェンスに行っていたし、スルーパスも半々ぐらいでは通っている。立派じゃないか。
 とはいえ、この1年間ほどの蓄積疲労のおかげで、動きにキレがないことは確かだ。が、それでもアジアユースの頃よりはずっと良くなってきている。とにかく、この大会が終わったらゆっくり休んでほしい。
 レッズはどうするかって?
 うーむ。
 困った。
 とにかく、オリンピック予選は免除。少なくとも一次予選は絶対にパスだ。
 A代表の南米遠征にも帯同しなくて良いと思う。
 休んでほしい。

 ところで、今ネットで確認したところによれば、次の相手はメキシコらしい。
 ってことはアルゼンチンが負けたのか?
 うーむ。

 石原慎太郎が吼えている。
「既存政党にレーゾンデートルはなくなった」
「とにかく、必要なのは激しいポレミークだ」
 だって。
 あーあ。
 何だろうね、この言葉づかいは?
 まったく。
 みっともないったらありゃしない。
 レーゾンデートルって、ドイツ語ですか?
 ポレミークってのは、なに?英語かな?
 まったく。
 旧世代の腐れインテリ根性が丸見えだよ。
 
 日本語の文脈にあんまり耳慣れない横文字を入れないでほしいなあ。
 障子にペニスぶちこまれたみたいで不快だからさ。

 いや。
 作家先生に向かって言葉使いを云々するのもアレかなあ。
 わかりました。
 どんな言葉使おうと好きにしてください。
 その代わり、れえぞんでえとるをぽれみいくするみたいな変な日本語使うつもりなら、ナショナリストの看板は降ろしてくださいね。


4月17日 土曜日 晴れ
 昼過ぎに起床。以後サッカー三昧。
 日録のアップが終わったら原稿を書こう。

●磐田VS横浜
セットプレーからの福西のヘッドによる得点を守りきって1-0で磐田の勝ち。
マリノスのディフェンスは相変わらず乱暴だ。
井原がイエロー2枚で退場になったが、小村もけっこうえげつない当たりをしていた。
ところがテレ朝の解説者、柱谷弟はディフェンスがきつく当たるほど誉める。
一世代前のディフェンダーのスタンダードはきっと井原、小村、柱谷のカニバサミスライディングにあった、と、そういうことなのだろう。
個人的にはああいうディフェンスは好きではない。
が、柱谷がA代表から外れて以来、日本のディフェンスが韓国戦で通用しなくなったのは事実だ。
うーむ。

●川崎VSガンバ
1-0で川崎。
ヴェルディはディフェンスがしっかりしている。試合自体はヴェルディディフェンスの山田卓がヘッドを決めて1-0。
後半途中からえらく前評判の高い大黒兄が出てきた。ボールタッチは少なかったものの、スピードとシュート力に非凡さが見える。ガンバには、若いフォワードに良い選手が多い。松波、小島、幡戸、大黒。一人レッズにくれないかなあ。

●浦和VS京都
0−1で負け。
京都の連敗は11でストップ。
前半、セットプレイからのシジクレイのヘッドがそのまま決勝点になった。レッズは前後半を通じて圧倒的に攻め込みながらラストパスの精度が悪すぎて得点機に結びつかない。
やっぱりペトロビッチがいないとリズムを変える選手がいないようだ。
小野伸二の不在も痛い。
報知のサッカーページによれば、原監督は、ワールドユースから帰国した後、小野を休ませる(8、9節)つもりでいるらしい。
英断だと思う。
ペトロビッチが戻ればなんとかなるだろうから、しばらく休ませてやってほしい。
「ちっくしょう、クリントンのお××野郎が……」
 おお、ペトロよ。体の具合はどうだ?キミが体調不良と聞いて心配してたんだぞ。
「不良?バカなこと言うなよ。隊長が不良なのはNATO軍じゃねえか。誤爆だとかほざいて、オレの国のディフェンスラインをメチャメチャにぶっこわしやがってからに」
 ペトロビッチよ、落ち着いてくれ。私はいつだってキミの味方だ。そうだとも、キミの国のディフェンスラインも確かに問題だが、レッズの中盤もズタズタなんだ。なあ、わが友ペトロよ。キミの力でなんとかならないのか?
「信じ抜いて闘うしかねえだろ」
 おお、ペトロよ。それじゃあ、キミも伸二抜きの闘いに賛成してくれるんだな。
「きまってるじゃねえか。空爆には空爆あるのみだ」
 おお、そうだとも、ファーストステージは捨てて、残り試合は盛田の育成のためにツブすのが正解だ。盛田空爆作戦だ。
 よろしい。
 私も未練を捨てることにする。
 ファーストステージはJ2落ちさえ回避してくれればそれで良い。
 で、セカンドステージは体調万全の伸二とともに快進撃だ。

 とはいえ、来節も負けるようだと、ちょっとヤバい。
 原監督は伸二抜いて闘う英断を貫けるだろうか?
 ぜひ休ませてやってほしい。

 以下、雑感。
 浦和戦終了後、「諸君」原稿のために雇用機会均等法について調べる。
 世論の盛り上がりの無さはなぜだ?
 誰も本気にしていないってことか?