2月21日 日曜日 晴れ
 何をしていたのだろう。
 思い出せない。
 たぶん、夜の間翻訳をゴリゴリやって昼間は寝ていたんだと思う。


2月22日 月曜日 晴れ
 暖かい一日だった。
 イギー氏はバスルームのハシゴを登ったり降りたりしている。
 運動のつもりか?
 何かに備えているのか?
 イギーよ。
 それともお前は、退屈しているのか?


2月23日 火曜日 雨
 昼前から雨になった。
 外には出なかった。
 一日中仕事。
 噂の真相の原稿を脱稿
 

2月24日 水曜日 晴れ
 サッカーダイジェストのJリーグ選手名鑑を入手。
 先週買ったベースボールマガジンのプロ野球選手名鑑と比べるとやはり情報量が少ない。
 午後、ビジネスジャンプの原稿を脱稿。
 野村克也氏のイラストも完成。
 サッチーの方がインパクトがあったかも。
 
サッチーはね サティアンって言うんだ ほんとはね


2月25日 木曜日
 翻訳と睡眠。
 毎日毎日同じ事の繰り返しだ。
 あと5ページ。
 明日には終わるだろう。
 我ながらよくやった。

 自分をほめてあげたい。
 自分を甘やかしてあげたい。
 
 おそらく、良い翻訳のために必要なのは、英文を理解する能力よりも、英文を適切な日本語に置き換える能力なのだと思う。
 幅広いボキャブラリーが必要なのはもちろんだが、それ以上に論理の構築と分解が自在にできなければいけない。
 というのは、英語の論理と日本語の論理は、構造的にかなり違っているからだ。
 もちろん、英文を理解できないのでは話にならないが、今関わっている程度の英文であれば、辞書さえ丹念にひいていれば大丈夫だ。

 誤訳?
 うむ。
 その可能性がないとは言えない。
 だって自分が何を分かっていないかについては、結局わからないからね。

 もう一つ翻訳者に不可欠なのは、英文のニュアンスを嗅ぎ取る能力かもしれない。
 が、これは、海外生活でもしないとなかなか身につかない。
 生活習慣や固有名詞、宗教や文化。
 それらは「英語力」よりもっとグローバルなもので、「勉強」とかで身につくものではないような気がする。

 結局、翻訳にとって「英語力」は、せいぜい30パーセントぐらいの比重しか占めていないわけだ。
 で、残りの70パーセントのうち、日本語の表現力が30パーセントぐらいで、最後の残りの40パーセントは、海外生活常識とか歴史宗教文化やらについての知識の総量および総合的な意味での人間力ってことになる。
 ふむ。


2月26日 金曜日 晴れ
 ようやく翻訳が終わった。
 訳語の統一やらがまだ残っているが、とりあえずは終了だ。
 とてもめでたい。

 夕方新宿で打ちあわせ。
 超特急で書き下ろしを作らねばならない。
 とにかく、明日から(今日はおやすみ)がんばろう。

 夜、テレビ東京の「ナンバー12」とテレビ埼玉の「ゴーゴーレッズ!」を見る。
 おい。
 ゴーゴーレッズの方が全然良い番組じゃないか。
 レッズファンでない人間が観ても、こっちの方がずっと内容が充実していると思うはずだ。

 TBSのスーパーサッカーと比べても全然見劣りしないぞ。
 話題がレッズに限られていることがまあ欠点といえば欠点だが、くだらんタレントも出ないし、なにより非サッカーファンに向けたひとりよがりの企画がないところが素晴らしい。



2月27日 土曜日 晴れ
ゼロックス・スーパーカップは、2-1でアントラーズの勝ち。
ゲームそのものは終始エスパルスのペースに見えた。
安永が良いので驚いた。
田坂も機能していた。
しかしなんといっても柳沢が良い。スピードといいポジショニングといいボール扱いのやわらかさといい、おそらく日本で一番優れたFWだ。
名良橋も実にいい選手だ。
顔が顔なんで人気は出ないけど。

顔と言えば稲本がなかなかジャニーズ系のかわいい顔をしているが、いまひとつ人気が出ない。
たぶん、関西弁が邪魔をしている。
関西の男前はなぜか過剰なほどにベタな関西弁を使う。
ラグビーの平尾、元ガンバの本並、ヴィッセルのナガシマ……と、関西スポーツ界にはなかなか男前が多いのだが、いかんせんどれも皆関西キャラだ。
男前に関西弁は似合わない。

あるいは、関西は、男前には住みにくい場所なのであろうか?
「ええかっこしい」ということを嫌うあの土地の人々は、男前に対してつらく当たっている気がする。
 で、いきおい、ちょっと顔の造作の良い男は
「ボクは気取り屋じゃありませんよ」
 ということを過剰に表現せざるを得ない、と、そういうことなんではなかろうか。

 ともかく、黙ってればいい男なのに、似合いもしない3枚目をやりたがるあの人たちの態度は不可解だ。

 夜、TBS「スーパーサッカー」を観る。
 Jリーグ各チームのCMだとかいうバカな企画をやっていた。
 おちゃらけたナレーションを入れていた。
 笑いを取ろうとしていた。
 どうしてなんだ?
 どうして誰も彼もが笑いを取ろうとするんだ?
 オレはサッカーで笑いたくなんかないぞ。
 オレが見たいのはピッチの上の選手だぞ。

 低予算で作られている「Go Go レッズ」が良い番組なのは、あの番組が余計な演出と無縁だからだ。
・練習風景
・試合の映像
・選手の声
 これ以外に何が必要だというのだ?
「Go Go レッズ」にはおっぱいのでかいタレントさんも出ていないし、優秀な放送作家が考えたあっと驚く斬新な企画もない。
 が、そんなものが必要なのか?
 オレは観たくもないぞ。
 おっぱいが観たいんならもっとおっぱいだらけの番組があるじゃないか。
 おっぱいが好きな奴はそっちを観る。
 お笑いが好きなら、もっと笑える番組がある。
 笑いたい奴はそっちを観るだろう。
 サッカー番組には色気も笑いもいらない。
 サッカー番組に必要なのはサッカーだけだ。
 そして、「スーパーサッカー」にはサッカーが無い。
 あの番組は、ディレクターが手柄を取りたいのか、あるいはダクションから押し付けられたタレントに露出の機会を与えたいのか、理由はよくわからないが、とにかく企画色ばかりが強くで見ていてうるさい。
 おい。
 きみたちはサッカーを「素材」にバラエティーを作ろうとしているのか?
 選手を「駒」にしてドラマを作りたいのか?
 それとも、「コアなサッカーファン以外の視聴者も楽しめるように」式の配慮なのか?
 編成のバカが例によって利口ぶって妙な智恵をつけたのか?
 言っとくけどそりゃ誤解だぞ。
 たとえばの話、寿司屋が「コアな寿司ファン以外の客も楽しめるように」って餃子出したとして、そんなものを喜ぶ客がいると思うか?
 寿司ファンは不快だぞ。
 餃子の匂いの中で寿司食いたくないぞ。
 それに、わかってないようだから教えといてやるけど、餃子ファンははじめっから寿司屋なんかにこないぞ。