8月30日 日曜日 雨
 一日中雨。
 HP訪問3000人突破を記念して「ゲロッピ」をアップ。
 そろそろネタ切れ。
 新しい展開を考えねばならない。

8月31日 月曜日 雨のち曇り
 ようやく雨が上がった。
 城彰二選手がフジのニュース番組のインタビューで、先日のワールドカップにおける「笑顔」と「ガム」の意味について語っている。
 主旨は、やはり「前向き」「プラス志向」「リラックス」「集中力」ということのようだ。

 気持ちは、わからないでもない。
 昨今流行している「メンタルトレーニング」ということの一貫なのだろう。

 しかしながら、西洋流のスポーツ心理学の理論がそのまま日本人に当てはまるものだろうか?
 日本人には、昔から「緊張するとニヤニヤ笑う」タイプの人間がいる。
 私もそうだが、おそらく城クンも同じタイプなのだと思う。
 そういう人間は、笑うことでプレッシャーをはねのけたりはできない。
 むしろ、緊張→無意識のヘラヘラ笑い→緊張感の対象化→自嘲→逃避的ヘラヘラ笑い→自己嫌悪→自我の分裂→自己憐憫→諦観をこめたヘラヘラ笑い→自暴自棄→なげやりなヘラヘラ笑い
 といった調子の悪循環に陥っていくのが我々の通常の失敗パターンで、そんなことは城自身が一番よくわかっているはずのことだ。

 学校の生徒だった頃、私は、教師に叱責を浴びる間中ヘラヘラ笑いを浮かべているタイプの生徒だった。  そして、そのことを理由にいつも余分な殴打を浴びたものだった。
 おそらく、中学時代だけで、通算数百発は殴られたはずだ。
 城も同じタイプなのだと思う。
 おそらく、彼や私のような人間は、きちんとした形で緊張することができないのだ。
 何らかの緊急事態に直面する時
 我々は、緊迫したりしない。
 ただ、茫然自失する。
 その姿は周囲の人間から見ると、ふざけているようにも見えるし、ある場合には不敵にさえ見える。
 が、実際のところ、崖っぷちで笑っているその男は、単に自失しているのだ。
 
 困ったことだ。
 あさってのジョーが放つシュートは
 あさっての方向に飛ぶ
 そして、
 そういう時
 ジョーは笑っている。

 ジョーの明日はどっちだ?
 と、人は問うかもしれない。
 が、ジョーに明日はない。
 あさってのジョーは
 常に、どの場所にいても、必ず 場違いだ
 あさっての国から
 この世界にやってきた
 あさってのジョーは

 おとといの訪問を約して
 あさっての方角に 帰って行く

 そんなジョーの明日は、強いて言うなら、明後日の彼方にある
 つまり ジョーは 明日無き明後日を生きる 半端者なのだ
 ジョーにとっては
 昨日が今日であるように
 明日は明後日で
 未来は はるかな過去につながっている

 しかし
 理解してやってほしい
 ジョーの立場にも一理はあるのだ
 結局、ある特定の時点を起点とする未来の正体は、時間軸をずらしてみれば
 無知でしかない
 昨日でさえ、一昨日から見れば未来であったという平凡な事実に気づいてみれば
 我々が、あらゆる時点で運命に対して無防備であることは明白じゃないか

 明日について彼に尋ねたら
 彼は 答えるだろう
 Kiss your ass!
 
 だから
 理解してやってほしい
 ジョーのシュートが枠に飛ばないのは
 彼の技術ではなく
 彼の信条に由来しているのだということを
 あさってのジョーは
 未来を信じない
 だから
 蹴った時点では正しかったシュートも
 時間の経過とともに
 はずれる運命にある
 と
 そういうことなのだよ
 諸君


9月1日 火曜日 晴れ
 ミサイルが飛んできた。
 官房長官のコメントは例によって「極めて遺憾」というものだ。
 奇妙な言葉だ。
 何かこちら側に不始末があった場合も「遺憾」と言うし、逆に相手側に問題があった場合にも「遺憾」が使われる。
 つまり、「遺憾」は、「謝罪」にも「非難」にも使われるわけだ。
 足を踏まれても遺憾、足を踏んでも遺憾。
 何だろう?


9月2日 水曜日 曇り
 ニューヨーク株暴落。
 ……と思ったら、夕刊では急反発ってことになっている。
 ミサイルのせいだろうか?
 やはり、あの国は、仮想敵国が出てこないとモチベーションが維持できないのだろうか。

 実際、仮想敵国としての「共産圏」というものが崩壊して以来、アメリカは露骨に反イスラム的になっている。
 「スパイ大作戦」の新シリーズなんかでも、悪役の顔つきが変わっている。
 私が観ていた頃のシリーズでは、敵国のスパイはいかにもロシアか東欧系を感じさせる銀髪色白の白熊体型だったが、ここのところはヒゲを生やした浅黒い男になっている。
 名前も、アブラヒムとかなんとか。
 なるほど。
 仮にイスラムがツブれたら、次の悪役は細い目をした眼鏡のチビだろうか?
 うーん。
 ちょっとキャラとして弱いな。
 
 もしかしたら、アメちゃんたちは、その時のために「大柄でふてぶてしい東洋人」というニューバージョンのステレオタイプを用意しにかかっていて、ノモとかイラブを引っ張って行ったのは、その布石かもしれない。

 ナカタはどうだろう?
 尊大な冷血漢。
 ヨーロッパ向けの反日宣伝?

 で、こっちとしても、こいつはいかんってことで、いかにも小利口そうで憎らしい橋龍をひっこめて、デク人形のオブチを出した。
 と、そういうことなのだろうか?
 
 確かに、振り返ってみれば、わが国は、これまで、国際舞台で注目を浴びる事態に直面する度に、カイフ(湾岸戦争)だとか、タケシタ(バブル)とかいった、欧米人から見てどうにも取るに足らないチビを出して苦境をしのいできた。
「あんなチンケな腹話術の人形をいじめたってしょうがないじゃないか」
 今度のオブチは、チビでこそないものの、見事なばかりに「間抜けな東洋人」の外見を備えている。
 案外、見事な人選なのかもしれない。
 

9月3日 木曜日 雨のち曇り
 和歌山の砒素中毒事件は、なんだかすごいことになってきている。
 毎日少しずつ新事実が出てきくるのは、これは何かの演出だろうか?

 ワイドショーなんかを観ていると
「2年前に10キロほど離れた村で、犬が不審死していた」
 なんていう情報を
「実験か?」
 というスタンスで報道していたりする。

 面白ければ良いのか?

いーんです。

 うむ。そう言われると返す言葉がない。
 正しいのは、たぶん、あんたたちの方だ。
 
 
9月4日 金曜日 曇り
 マグワイヤのホームラン記録が話題になっている。
「アメリカンドリームですね」
「わくわくしますね」
 ふん。
 オレとしてはドミニカの黒人であるソーサに記録更新をしてほしい。
 これ以上ヤンキーをいい気持ちにさせるのは、ちょっと問題だ。

 ところで、マグワイヤは、ちょっと前までは、確か「マクガイヤー」と呼ばれていたはずだ。
 おそらく、「マグワイヤ」の方が"McGuire"のナマの発音には近いのだろうが、それはそれとして「まぐわい屋」という語感を気にする人間はいないのだろうか?
 それとも、「まぐわい」が「性交」の古語であることを知っているような者は、ろくにいないってことなんだろうか?

 「まぐわい屋」が今夜60発目を決めた。

 なんて、シャレにもならないと思うんだけどなあ。
 せめて、英語国民の皆さんに向けて

In Japanese, MacGuire means "Fucker".

 ということを、アナウンスしておくことにしよう。
 

9月5日 土曜日 晴れ
 浦和レッズがヴェルディ川崎を3-0で下して3連勝を果たした。
 めでたい。
 それにしても、ヴェルディの弱さはものすごい。

 ボクシングスーパーフェザー級タイトルマッチは畑山が判定勝ち。
 アナウンサーは「素晴らしい打ち合い」だと言っていたが、私には単に凄惨なだけの試合に見えた。
 双方ともにあんなにディフェンスが甘いのではいけないと思う。
 日本も韓国もそうだが、どういうものか東アジアのボクサーにはディフェンスが出鱈目な選手が多い。
 評判の高い辰吉にしても防御技術はまるで素人だ(というよりも、本来はとても目の良い選手なのに、ディフェンスを軽視しているのだ)。
 歴代のチャンピオンでも、ディフェンスが良かったのは、初期の具志堅、大橋、それから<ワセダ出身の、ほら、何て言う名前だっけ?、「ノータッチ何とか」とか呼ばれてた>とか、数えるほどしかいない。
 しかも、そうした、ディフェンスの良い、洗練されたボクサータイプは、なぜか人気が出ない。

 東アジア儒教文化圏では、
「相手のパンチをものともせずに果敢に打ちに行く」
 のが勇気ということになっているのだろうか?
 忠臣蔵、白虎隊の昔から、ガダルカナル沖縄を経て、さんざん痛い目にあってきたはずなのに、それでも我々は玉砕が好きなのだろうか?

 馬鹿だなあ。