11月19日 日曜日 晴れ
 朝、早めに目が覚める。
 というのも、午後1時から運命のJ2最終戦があるから。
 落ちつかない。

 それはともかくサッカー大会の開会式とかで、朝からさわがしい。
 ん? 開会式? こんなに朝早くからか? なんだそりゃ。
 詳しく聞いてみると、子供のサッカー大会の開会式が午前9時から始まるのだという。
「出なきゃならないわけ?」
 全員参加が申し渡されているのだそうだ。
 どういうことだ?
 試合自体は、午後からだという。
 おい。
 ってことは、アレか? 午後から試合する子供も含めて全員が朝一番の開会式に雁首を揃えて臨まないとなならないってことか?
 どうやらそういうことらしい。
 全員参加だと。
 何のために?
 誰のために?
 コーチの顔を立てるためにか?
 それとも主催者の顔を立てるためなのか?
 開会式に頭数がそろっていないと事務方の不手際ってなことになるのか?
 そういうふうに盛り上げる必要がどこにあるんだよ。おい
 バカな話だ。
 そういえば、似た話を聞いたことがある。
 いや、確か村上春樹のエッセーか何かで読んだ話だ。
 なんでも、村上さんはマラソンに出るのが趣味らしいのだが、日本のマラソン大会にエントリーするのは憂鬱だというのだ。
 村上氏によれば、世界中どこの国でも、マラソンに出走するランナーは出走時間に間に合えば良いことになっている。それはボストンマラソンみたいなデカい大会でも同じだという。ところが、日本のマラソン大会は、多くの場合、出走時間にかかわりなく、すべてのランナーに対して開会式への出席が義務付けられている。
 その事大主義がイヤだ、と村上氏は書いていたわけだ。
 で、私はそのエッセーを読んで、「なるほど、マラソンとかにかかわっている協会は体質が古いからな。自治体とかと密着してやがるし」と思っていたわけなのだが、なんと、わがサッカーも同じだった。
 きっと、横暴な権力者がいてどうのこうのという話ではないのだと思う。
 開会式で演説をするお偉方だとかに気を使って、周囲の人間が気を使うのだ。「頭数がそろわないと失礼だから」とか。
 で、各地区のコーチだとかは「ウチだけ欠席ってわけにもいかないし」とか、「○○さんとこは集りが悪いとか思われるのはかなわないし」とかそういうふうに横並びな考えを……
 書くのも面倒くさい。
 こんな寒い朝に、小学生の子供を立たせて(座らせるのか?)1時間も話を聞かせるというのは、こりゃファッショだぞ。
 風邪をひいたらどうするんだ?
 筋肉が冷えたら競技にも差し支えるぞ。
 おい。
 こんなことじゃ日本サッカーの未来は先すぼまりだぞ。
 少なくとも、中田タイプの独立志向の人間は、サッカーを捨てるぞ。
 それで良いのか?

「くだらねえ」
 と言っていると、
「そう思うのは勝手だけど、それを子供の前でいわないでくれ」
 と小声で言われる。
 ふう。
 まあ、言いたいことの主旨はわかる。
 子供が大人のやることをくだらないと思うのはマズい、と、そういうわけだろ?
 まったく。
 いやになっていまう。
 くだらないことをくだらないと思うのは至極まっとうなことだ。くだらないものをくだらないと言うことも同様だ。でも、きっとこういう公的なことをくだらないと思う子供はあらゆる場面で苦労することになるのだ。
 だって、この国で言われている「協調性」とか「常識ある判断」は、結局のところくだらなさに対する不感症のことなんだから。
 くだらないことだ。
 くだらないことをくだらないと言うと「ひねくれてる」と言われるわけだよ。オレがずっとガキの頃から言われ続けてきたみたいに。
 教育現場において、教育を受ける側の人間は
「何の意味があるんだ」
 という疑問を、持っちゃいけないのだね。
 け。
 
 ……と言っているうちに帰ってきた。
 なんでも、話を聞いている間、子供たちはユニフォーム姿(←短パンに半袖ですぜ、この寒い朝に)で1時間近く立たされていたのだそうだ。
 くそ。
 まあ、ある意味での忍耐力の強化にはつながるかもしれない。
 が、こんな忍耐力(←「ま、上の言うことだから黙って従っておこうぜ」みたいな)は、フットボールの精神に反しているぞ。


ball20.gif浦和VS鳥栖
 ビデオに新しいカセットをセット。表題は「レッズ昇格」。しかし、「レ」の字を書いている時に鉛筆の芯が折れる。力が入りすぎたか。あまりにも不吉。

 試合はNHK衛星第一にてテレビ観戦。
 解説の堀池さんは露骨に浦和を応援している。ありがとう。

 それにしても、ツチハシが決めるとは
 浦和で一番地味な選手が
 まさか まったく予想もしていなかった
 土橋よ これまで君を軽視してきてすまなかった
 土橋よ きみはこの日のために浦和にいたんだね
 ああそれにしても見事だった
 一生に一度の見事なボレーシュート
 ゴールネットが揺れた瞬間
 私は胸が苦しくなった
 こんなに嬉しい気持ちになったのは何年ぶりだろう
 もしかしたら、小学生の時以来かもしれない

   ありがとう土橋!  ありがとう土橋正樹
 今後3年間、私はあなたを敬称付きで呼びます
 ありがとう土橋さん
 ありがとう土は資産
 ありがとう土橋さん
 ありがとう土橋様神様仏様正樹様


*************おわび*************
 おっと、興奮しすぎて浦和最終戦の記述を先週のファイルに貼り付けておりました。
 直しておきましょう。
 ははは。
 ノープロブレム。
 間違ってもハッピー。
 レッズの昇格を記念して近いうちに、デジカメ購入の成果を反映させることにします。お楽しみに。ははははは。
 あ、それから、ページの背景色もこの際真っ赤にしておきます。
 読みにくい?
 そうかなあ。
 素晴らしい配色だと思うんだけど。


11月20日 月曜日 雨
 一日中雨だった。
 この秋はやけに雨が多い。

※松浪ケンシロウ議員、国会で散水。
 そう、あのちょんまげのマッチョマンだ。
 以前、テレビの深夜番組で吠えていたのを覚えている。
 アマレスのチャンピオンだったとか。
 レスリングの関係者の皆さんは、きっとくやしい思いをしていると思う。
「あんなものをオレらの代表だと思われては……」
 気持ちはわかります。
 大丈夫。マツナミはアマレス界の代表ではありません。スポーツ界の代表でもありません。
 あの男は大阪という街のある面を反映している歪んだ鏡みたいなものです。
 ですから、レスリング界の皆さん、必要以上に責任を感じないでください。
 マツナミのおかげで不信任案の採決は延期。審議は未明に及ぶことになった。
 バカ。
 それにしてもこのマツナミをはじめとして、カマモト、ツジモトキヨミ、そしてノック……大阪選出の政治家はどれもこれも……右も左も……
 これ以上の発言は控えよう。
 

11月21日 火曜日 曇り
 午後、ヤボ用で太子堂に出動。ついでに代沢交差点の付近にあるペットショップ「マッドマン」を覗く。
 ただの熱帯魚屋になってしまった。
 1年ほど前までは、各種トカゲや陸ガメを置いていて、爬虫類ショップとしても一応の面目を保っていたのだが。
 今日見たところでは、フトアゴヒゲトカゲがいるばかりで、あとは両生類(ツメガエル、アホロートル)少々、タランチュラ少々。つまらん。
 先日、テレビ収録で中野に行ったついでにチェックしてきた「爬虫類倶楽部」と比べると、品揃えはぜんぜん甘い。
 やっぱり爬虫類ブームは去ってしまったということなのか。
 結局、今回のブームも業界を荒れさせただけだったようだ。
 メガネカイマン、ウーパールーパー、エリマキトカゲ……と、10年に一度ぐらいのタイミングで、なぜかゲテモノペットブームがまきおこってその度にショップが荒れる。
 まったく。
※ところで、デジカメ購入記念にイギー氏の近影をアップしておきます。
 中野の「爬虫類倶楽部」で撮影した各種カメレオン、および最近の撮影成果(って、くだらん写真ばっかしですが)については、いずれ別ページを立てて紹介するつもりです。乞うご期待。

風呂フタの上で暖を取るイギー氏
最近オレンジ色になってきているイギー氏


 午後6時より西川口ライフホールにて通夜。
 出席者は年寄りばかり。
 平均年齢は六十歳を超えていたと思う。マトモに歩ける人間は半分ぐらいしかいない。あとはヒザか腰に故障を抱えた人々。階段で渋滞が起こっていた。
 黙々と行列にしたがって焼香する年寄り連中を眺めながら奇妙な気分になった。
 受け付け→焼香→香典返しの受け取り→お清め……という流れを誘導する係員の誘導が整然とし過ぎていてヘン。いっそベルトコンベアでも導入したらどうか。
 っていうより、人生自体がベルトコンベアなのだろうか。
 次は誰の番だろう。
 
 夜、Y子嬢を自宅に送りつつ、ついでに猫見物。
 ベンガルという種類の子猫。四ヶ月になるという。
 なるほどね。確かに可愛いらしい顔をしている。
 でも、イギーの方が断然立派だな。
「モモちゃん」だと
 ふん。
 しょせんは猫。
 可愛いだけで役に立たない。
 イギー氏は何かの役に立つのかって?
 ふん。
 そういう次元の低い質問には答えないよ。


  11月22日 水曜日 曇り
 午後、赤羽で打ち合わせ。
 いよいよサッカーの連載をやらかすことになった。
 いいぞ。忙しくなってきた。


11月23日 木曜日 曇り
 勤労感謝の日。
 勤労という作業と、感謝という感情をどうしても結びつけることのできない私は異常なのだろうか。
 主旨はナンだ?
 勤労者に感謝するということか? いや、むしろ勤労者の方が何かに対して感謝をするってことだろうか?
 何に?
 雇用に、か?
 抽象的過ぎるぞ。
 ってことは、雇用主に対して感謝しろ、と、そういうことか? それじゃまったくの奴隷だぞ。っていうか犬だ。ご主人様、職場を与えてくださってありがとうごぜえます。オラたちがこうやって暮らして行けるのも、みーんなご主人様のおかげですだ。ってか?
 あるいは、労働そのものに対して感謝しようということだろうか。
 誰が?
 オレ?
 おい、オレは、疎外された労働者だぞ。
 誰に?
 天皇陛下に、か?
 冗談じゃない。
 意味がわからない。
 第一、感謝って、促されてすることじゃないだろ?
 だからさ、はじめっから新嘗祭と言えというのだよ。
 結局のところ皇室行事をそのまんま国民の祝日にしているわけなんだから、姑息な名称変更でごまかすのはよしてほしい。
 新嘗祭。
 どっちみち意味がわからないにしても、こっちの方がごまかしがない分だけずいぶんマシだ。

ball20.gifガンバ大阪VS鹿島アントラーズ
 鹿島が2-1で勝利。さすがだ。スキがない。っていうか、前後半を通じて、ガンバには勝機がなかった。

※キムタク結婚の噂。
 スポニチは「キムタク、パパに」という大見出しを打って祝福ムード。なんだろうこの新聞は。御用聞きか?
 と思っていたらワイドショーもみーんな同じ。祝福ムード一色。七人の小人だな、まるで。
 ほかの芸能人が独身女性を妊娠させたら、とてもじゃないがこんな扱いにはならないだろう。
 やはりジャニーズ事務所の圧力ということなのか。
 いや、圧力をかけるまでもなく、大きいところに対しては軒下で尻尾を振る条件反射が身についているのであろう。
 好きにしてくれ。
 オレは非難もしないが、祝福もしないぞ。
 

11月24日 金曜日 晴れ
 素晴らしい晴天。
 午前中、志村坂下に出来た「オリンピック」に行ってみることにする。
 が、とんでもない渋滞。片側1車線の道路沿いにああいう店ができるのは問題かもしれない。
 浮間橋を渡ってから二キロほどを進むのに約30分。
 結局、入店を断念。


11月25日 土曜日 晴れ
 浦和の闘いに備えて原稿を二本あげる。偉い。
 サポーターたる私が義務を果たしていない状態では、選手に申し訳ないからな。
ball20.gif天皇杯第一試合:浦和レッズVS埼玉サッカークラブ
 2-0で勝利。
 ボール支配率はおよそ80パーセント。
 シュートは、レッズ35本、埼玉3本。圧勝と言えば圧勝だが、シュートの精度の低さにちょっと驚いた。
 浦和は小野、阿部、山田といったところを温存したメンバーだったがそれにしても。
 中盤のアバウトさとフィニッシュの不正確さ。
 まあいいか。勝ったわけだし。

 午後6時過ぎ、レアルマドリッドが来日しているということで、西が丘に赴く。
 例年、ヨーロッパのチャンピオンチームは試合3日前と2日前の練習を西が丘サッカー場で行う事になっているのである。
 行って見ると。おおやっぱり見物人が集っている。
 といっても、去年のマンチェスターユナイテッドの来日時と比べると、野次馬の数は10分の1にも満たない。
 やはりベッカム様とフィーゴ、ロベカルではミーハー受けが違うということなのであろう。
 選手を乗せたバスが来たので、デジカメを取り出す。
 が、モード設定だとかをしている間に一瞬のうちにバスは通りすぎる。
 しかも、去年と違って練習を公開してくれる気配も皆無。
 がっくりして帰る。