9月24日 日曜日 晴れ
 脱力。放心。意気阻喪。
 意外にもと言うべきか、案の定と言うべきか、対アメリカ戦敗北のショックは、一夜明けて増幅しつつある。
 無感覚の呆然自失が、徐々に中身のある落胆に変わってきている。

※オリンピック女子マラソン:高橋尚子選手金メダル。

 ゴールの瞬間だけ観た。
 ネットで「独走」という情報を見かけたので、テレビをつけてみると、既に競技場のトラックだった。
 これでトルシエを非難する声はかなり小さくなるだろう。めでたい。

※巨人優勝。

 これでトルシエを非難する声はますます小さくなるだろう。

 夜、原稿のネタを探るべくフジテレビのオリンピック特番を観る。  壊滅的に馬鹿げている。  バラエティーにさえなっちゃいない。不器用なアスリートをさらし者にして、誰が利益を得るというのだ?
 広末が出ている。
 このアマは、マトモにしゃべれないのだろうか。ラリルレロを発音すると女っぷりが落ちるとでも思ってるのだろうか。
 チャンネルをほかに回しても事態は変わらない。どこもかしこもとんでもないことになっている。
 感動という言葉がますます嫌いになる。
 当然だ。一日に35回も感動を押しつけられてたまるものか。

 NHKはこのオリンピックの期間中に威信を回復した。
 といっても、民放のバカさ加減のおかげであって、NHK自身の手柄というわけでもないが。
 TBSのモーニング娘。(←表記するときに句点を強要されるのが非常に不愉快。これは、日本語の文法に対する冒涜ではないのか? いや、「冒涜」のワープロ表記がそもそも冒トクだという話はこの際置いといて)、テレ朝の福山某、CXの広末……民放各局はいったい何を考えてこういうド素人をレポーターに起用しているのか。
 日本シリーズやオールスターみたいな注目度の高いスポーツイベントに芸能人のゲストを呼ぶ手法は、昔からあった。
 記憶するところでは、西武ライオンズが初優勝した時に、早見優が日本シリーズのゲストに出てきて「?のライオン」だかという曲の宣伝をしていた。当時、熱狂的な野球ファンであった私は、場違いなアイドル歌手の登場に猛烈な怒りを覚えたものだ。以来、いまだに早見優が出てくるとあの時のことを思い出してイヤな気持ちになる。彼女とて悪気はなかったのだろう。それはわかっている。でも、私はいまだに早見優というタレントを好きになれない。早見優もオレを嫌っていると思う。お互いにとって不幸なことだ。
 テレビ局は、オリンピックに芸能人のゲストを呼ぶことを視聴者サービスの一貫と考えているのだろうか?
 違う。
 そんなふりをしているだけだ。
 単に編成局のおやじが権力にモノを言わせてスポーツ部門の意向を無視したキャスティングを強要しているに過ぎない。テレビ局の中でスポーツ部門は年々力を落としている。彼らが良心的な放送を志向していたところで、そんなものは何の意味も持っちゃいないのだ。
 一石四鳥か?
 くだらない。批評する気にもならない。
 まあ、サッカー以外の競技がどう扱われようと私の知ったことではない。
 好きにすれば良い。
 スポーツ番組の視聴者層とモームスだのヒロスエだののファン層を完全に合体させることができれば、あんたたちの番組作りはさらに楽になるだろう。せいぜい頑張ってくれ。

ball20.gif レッズ辛勝
 浦和レッズは最下位の甲府を1-0で下した。
 テレビ中継がなかったので詳しいところはわからないのだが、ウェブから得た情報では、だらしのない辛勝だったようだ。
 トラの子の1点を獲ったのは、城定。
 おお、城定。
 待っていたぞ。
 私はキミの左サイドからの素晴らしい何本かのクロスを覚えている。
 ダイレクトで福田が決めたのも。
 あれは本当に素晴らしかった。
 頼むぞ。
 28日の札幌戦は、駒場で観戦することになった。
 頼むぞ。
 

9月25日 月曜日
 忙しい。
 昼寝中に電話。
 何かと思って出てみると、おっとこれはいかん、取材をすっぽかしていた。
 丁重に詫びつつ、あわてて新宿に出かける。
「すみません。すっかり忘れて昼寝をしてたもんで」
 うん。わかってるよ。弁解になってない。
 むしろ、バカにしている感じがしたかもしれない。
 バカにしてたわけじゃないんです○原さん。本当に、すっかり忘れて、昼寝をしてただけなんです。って、やっぱり弁解になっていないだろうか。
 新宿南口のテラスというのを初めて歩いた。
 びっくり。
 いつの間にやらこんなことになっているなんて。
 オレは東京の変貌にすっかり置いていかれた存在であるようだ。
 小田急サザンタワーというビルの20階でお話。
 久々に高いところから東京を眺めて気分が良かった。


9月26日 火曜日
 巣鴨に出動。
 オリンピックのサッカーはカメルーンとスペインが勝ち進んだ模様。
 惜しいことをした。アメリカに勝っていれば、仮にスペインに負けたとしても、チリと闘えたのに。
 メダル云々はどうでも良いことだが、得難い2試合を闘う機会を失ったことが残念だ。
「転ばぬ先のダイブ。フェアだけが取り柄のアメリカ人がああいうことをするとはな」
「おお、これはクライフ先生」
「禍福はあざなえるディフェンスラインの如し。なあに気に病むことはない。フットボールの神はすべてを見ている」
「そうでしょうか」
「私が見ていた。これでは答えになっていないか?」
「光栄です。クライフ先生」
「言っておく。君たち中国人は混沌からすべてが生まれたと主張しているようだが、それは間違いだ」
「……ええ、でも、私は日本人です。中国人ではありません。」
「ん? 日本は中国の一部じゃないのか?」
「ええ、一応、独立国でして」
「だとしても、バルセロナとマドリッドほどの違いもあるまい」
「……ええ、まあ、似たようなものです。いずれにしてもフットボールの世界では辺境なわけですから」
「その通り。キミたち中国人はフットボールのことなどまるでわかっちゃいない」
「はい」
「どうして混沌からフットボールが生まれたと思うんだ?」
「……いえ、あの私は別にそんなことは……」
「いいか。フットボールは規律から生まれたものだ。絶えざるディシプリンのホールロッタシェイキングだ。わかるか。混沌に向かうエントロピーを逆方向にローリングさせようとするプレイヤーの意志こそがフットボール力学の源泉なのだ」
「はあ……」
「なんだ?」
「しかし、先生。あなたのプレーは、まったく規律とは縁が無かったように思うのですが」
「そう見えたか? 君たち中国人の溝目には」
「はい。おそれながら。ちなみに、私は日本人ですが」
「私が規律だったのだ」
「はあ?」
「つまり、私が自由にふるまうということが、私のチームの規律だったということだ」
「つまりあなたは特別だと?」
「その通り。私はプレイヤーというよりも、フットボールそのものなのだからな」
「先生が指揮をふるったバルセロナはどうだったのでしょう」
「話にならん。君たち中国人の好きな混沌だったよ」
「しかし、あそこにはファンバステンがいたじゃないですか」
「迷子のマルコのことか?」
「そうです」
「あんたものはダメだ。第一あいつはタバコを吸わない」
「は?」
「知らないのか? 一流のフットボーラーはすべからくタバコを吸うものなのだ」
※オダージマとヨハンはマルコについて語っていますが、ヤナギスタ・フォン・キンキー・ロウ氏(仮名)からの情報によれば、マルコ・ファンバステンはバルセロナに在籍していませんでした。意外なこともあるものです。
「ロマーリオはどうでしょう?」
「論外だ」
「しかし、彼は自由な魂を持っていました」
「その通りだ。が、私の規律に従えないものは、しょせん敗北者なのだ。ビーチバレーがお似合いだよ」
「素晴らしいチームだったと私は思うのですが」
「寄せ集めだよ。中心を欠いている」
「いったいあなたのバルセロナには何が欠けていたのでしょうか」
「ヨハン・クライフだ」
「は?」
「栄光のバルサはヨハン・クライフという世界最高の監督を戴いていた。しかしあのチームには、プレイヤーとしてのヨハン・クライフがいなかった」
「はあ」
「つまり、クライフ抜きではクライフのフットボールは完成しないのだよ」
「はあ」
「わかるか? 完璧なフットボールプレイヤーを欠いたチームは、いかに卓越した指導者が率いたとしても決してパーフェクトなフットボールを体現することはできないのだ」
「とすると、ヨハン・クライフを失った現代のフットボールは不毛だ、と」
「さよう。児戯に等しい。第一、アナだけのドーナツが想像できるか?」
「戦術の洗練が極限に至っていると言われるセリエAもですか?」
「あんなものは、キミ、ただの墓堀り仕事だよ」
「しかし、守備の洗練は」
「守備? 何だそれは?」
「守備をご存知ないのですか? つまり、ディフェンスのことですが」
「ああ、後方からの攻撃参加のことだな」
「……ええ、まあ」
「つまりキミたちイタリアかぶれのラテン系中国人は、ゴールにフタをすることが可能だと考えているわけだな?」
「……いえ、あの」
「敵陣にヨハン・クライフがいないのなら、あるいは可能かもしれないが、そんなものはフットボールではない」
「では、先生の考えるフットボールというのはどのような」
「おっと、ゴルフの時間だ。失礼するよ。カネーコによろしく伝えてくれ。ファック・ユア・アスとな。いいか、ファック・ユア・アスだ」
「先生……」
「私をオレンジ色の憎いヤツと呼ぶなよ。夕刊不治じゃないんだからな。はははははは」

**********暗転**********

 ヨハン・クライフ。
 とらえがたい男だ。
 寝よう。


9月27日 水曜日 晴れ
 猛烈に働いた。
 昨日から今日にかけて原稿を四本あげた。
 イラストを描いた。
 ゲラを直して、皿を洗い、買い物に出かけた。
 ウェブのページを更新し、各所にあった間違いを直した。
 小野伸二選手の誕生日だということで、リンクフリーにした。
 腰が痛い。
 どうして働くと体調が崩れるのだろう。
 明日は札幌戦だ。
 文体が淡白になっている。
 いけない傾向だ。
 みつを化してきている。
 枯れたのか。
 おい、オレは枯れてしまったのか。
 寝よう。


9月28日 木曜日 晴れ
 メールが届いた。
 9月26日付けの日記の記述に誤りがあるという。
 マルコ・ファンバステンはバルセロナには在籍していなかったのだそうだ。
 アヤックス→ミランというのがマルコの三千里の正しい道筋であったという。
 おお。
 勘違いをしていた。
 私の頭の中では色々な記憶がとッ散らかっている。
 特にアヤックスとバルセロナについては、断片的な記憶同士が勝手に婚外交渉をして、私生児を生むことが多い。
 まあ、ナマで見てないんだから仕方がない。
 勘弁してくれ。
 にわかオタクたる私のアタマの中では、ビデオ知識と活字教養とスポーツ新聞ネタと三菱ダイヤモンドサッカー発の考古学的記憶がコンフリクトしている。
 しかもバッファメモリはたったの8バイトしか確保されておらず、スワップメモリの中では見るもおぞましい乱交パーティーが繰り広げられている。
 難儀なことだ。

 それにしてもヨハンよ。
 キミまでもがどうして私に調子を合わせていたんだ?
 何も考えてなかったのか?
 キミもまた記憶修正癖を身につけつつあるということなのか?
 危険だぞ。
 一歩間違えると電波だ。
 ヨハンよ。キミもオランダ代表チームとアヤックスとバルセロナの区別がデタラメになってきているのか?
 言っておくぞ。
 リバウドはオランダ人ではない。
 オランダ人のワイフでさえない。
 インド系だという噂があるが、本当のところは知らない。
 それにあいつはもうバルサにはいない。(いるよ!byじょん)
 ついでに言えばバルサが水に浮くというのは本当だ。
 オレは昔、バルサを彫って作った船にマブチの水中モーターをくくりつけて川に浮かべたことがある。
 船は流れて行った。
 二度と戻ってこなかった。
 今ごろどこの海にいるのやら。
 あるいはジブラルタルを超えて……
 いや、ニセの記憶を語るのはよそう。
 オレも、ヨハンのオヤジも、カネーコもフナコーシも、みんな狂っている。
 ヤナギスタ・キンキローよ。
 キミの言う通りだ。
 アメ公に煮え湯を飲まされて以来、われわれの誰もが少しずつ調子を狂わせはじめている。
 これがあるいはドキュソということなのかもしれない。
 私はどう言われてもかまわないのだが、ヨハン・クライフの名誉のために、26日の日記には手を入れておくことにする。
 あ、それから、カネーコに会ったらキミのメッセージをよろしく伝えておく。
 殴られたら、キミの責任だ。
 もっとも、私とてカネーコのカウンターを食らうほどには落ちぶれていないはずだが。
 カネーコよ。
 いまこそキミが鏡を見るべき時だ。
 美しく敗北せよ、と、キミのヨハンは、確かにそう言っていた。
 伝えたぞ。


ball20.gif 浦和レッズVSコンサドーレ札幌@駒場スタジアム
 久しぶりの生観戦。
 午後7時キックオフの試合に間に合うために5時過ぎに家を出た私は大馬鹿野郎だった。
 張り切り過ぎだった。
 そんな必要はなかった。
 
 結果は1-2のVゴール負け。
 不毛な試合だった。
 愛情の冷め切った夫婦の陰湿な黙り比べのような、どうにもならないゲームだった。
 妻はなげやりな音を立てながら皿を洗い、夫は新聞に目を落として舌打ちをする。居間では誰も観ていないテレビが空疎なバラエティーを垂れ流し、玄関には今朝死んだ猫の死骸が……
 いやなフットボールだった。
 
 観客席にトルシエ氏と通訳氏が来ていた。
 伸二の状態を確認しにきたのだとしたら、フィリップよ、もう少し待ってくれ。
 今日の試合のことは忘れてくれ。
 今夜の伸二は本当の伸二ではなかった。
 パスの精度がまだまだ本来の出来からほど遠かったし、視野も狭かった。
 それになにより、ボールタッチがでたらめだった。
 比較的良く走っていたという点だけをくみとって、今日のところは勘弁してやってくれ。
 モチベーションを失っているとか、天狗になっているとか、そういうことではないんだ。
 なあ、フィリップ。結論を出すのはもう少しだけ待ってくれ。
 今日の伸二は、おそらく気合いが空回りしていただけなんだ。
 それは、たとえば気合いを失っているM園やI本の状態と比べて、ずっと良い兆候だろ?

 岡野が頑張っていた。
 最終ラインでディフェンスに力を尽くし、いくつか洒落たトラップを見せ、素敵なクロスをあげていた。
 アジエルもなかなかすばしっこいところを見せてくれた。
 でも、それだけだった。
 スタンドから観てみて、浦和が明確なディシプリンを欠いているということがあらためてよくわかった。
 私の選手たちは、ボールを持つと必ず迷う。
 パスの出しどころが無いからだ。
 というのも、チームメートが誰もフリーランニングをしていないからだ。
 何回か岡野や伸二が斜めに走って、スペースを作ったり、縦に走り出したりしていたが、結局ボールは出てこなかった。
 動き出しが無いからパスのコースが見つからないのか、あるいはダイレクトのパスなんか来やしないことがわかりきっているから誰も走り出さないのか……いずれが原因でいずれが結果であるのか、はっきりしたことはわからない。
 おそらく、双方の結果が双方の原因となり、それらの相互作用から生じた原因が結果を動かし難いものにし、その結果がまた強固な原因を……
 まあ、そういうことだ。
 濁った金魚鉢の中に住む金魚が、優美な泳ぎを忘れて、最後には泥鰌に恋をするのと同じで……
 って、何が同じなんだ?
 オレは何を言っているんだ?

※リバウドに関する誤記ぶり事情
 家に着いてみると、またしても誤記摘発のメールが届いている。
 私の誤記ぶりはどうやら病膏肓に至ってきている。
 差出し人はあのジョニーロットンだ。
 偽名を使っているが私にはわかる。
 ジョニーは曲がったことが大嫌いなのだ。
 自分が曲がりに曲がっているから。
 ジョニーの言うには、
「リバウドはまだバルサにいる」
 ってことだ。
 おお、言われてみればそのとおりだ。
 つい昨日の新聞で、ミランのディフェンダーと空中戦を競り合うリバウドの写真を見たばっかりじゃないか。
 オレは何を考えていたのだろう。
 移籍の噂がアタマの中で勝手に動き出していたのだろうか。
 どうかしている。
 浦和は大分に勝ち点差2まで詰め寄られた。
 大痛だ。
 ん?
 面白くないか?
 工夫が無さすぎるか?
 うん。そうかもしれないな。
 オレは本格的にどうかしているのかもしれない。
 ジョニーよ。
 誤記は訂正しておく。
 シドの晩年はどんなふうだった?
 やっぱり誤記ぶり野郎だったか?
 なあジョニーよ。
 お互い、ナイスミドルにはなれそうもない。
 さっさとジジイになろう。
 ともあれ、道は遠い
 私の前に道は無い
 私の後には、ねばねばの粘液の軌跡ができる
 私に塩をかけないでくれ
 たのむ。


9月29日 金曜日 晴れ
 歯医者。
 右上に2本、左上に2本の虫歯。
 同時並行治療。

  アジアカップ日本代表候補22人発表
 おお、小野伸二が選ばれている。昨日の動きを見て心配していたのだが、トルシエは気迫を買ってくれたようだ。
 モトやん、酒井、宮本がはいっていない。
 残念。
 選ばれたメンバーをざっと見るに、フィジカルおよびメンタル重視の選考基準が感じ取れる。やはり開催地が中東のレバノンであること、それに審判のレベルが低い(→荒れた試合になる)ことも考慮しているのであろう。
 
 昨日の浦和札幌戦についてちょっと補足。
 ピッチの状態がひどかった。
 素人目に見ても、とても細かいサッカーをやるグラウンドには見えなかった。
 去年の9月にグランパス戦を観た時点と比べてみてもかなり悪い。先日ユースの試合で観た西が丘の芝と比べると、月とスッポンだ。もっとも西が丘はグラウンドキーパーが優秀なことで有名(N氏談)だということなので、比べるのはかわいそうなのかもしれない。まあ国立だし。
 とにかく、ひどい芝だった。
 ところどころハゲて地肌が露出し、茶色く枯れた部分と緑色の部分には落差があった。であるからグラウンダーのボールは跳ね上がり、浮き球のバウンドもランダムになっていた。これではテクニカルなサッカーはできない。
 時折、小野選手が何回か芝を踏んだり手でおさえたりして、グラウンドを直していたのが目に付いた。彼のようなプレースタイルの選手には明らかにマイナスだったはずだ。

  1. 浦和は荒れたグラウンドを嫌って中盤でのつなぎを軽視
  2. ディフェンダーからのボールはほとんどクビツァ狙い
  3. 中盤が孤立、っていうか消滅
  4. 一方、岡ちゃんは先刻承知のロングボール作戦に対して準備万端
  5. クビツァにボールが当たると「待ってました」とばかりに札幌のディフェンダーが集中
  6. クブツァは札幌の最終ラインとして機能してました

 机の上の戦術論に見えるかもしれないが、事実、この通りだったのだから仕方がない。
 岡田監督も、机の上の作戦がものの見事にキマって、さぞ気分が良かっただろう。
「どうしてスペースに出さないんだろう」
「犬に骨を投げるみたいなパスでいいのに」
「そう。岡野なら追いつくと思うんだけどなあ」
 と、私たちは何度もそう言い合った。
 しかしながら私たちの牧羊犬は、狐を追い払うのに精一杯だった。
 迷える仔羊たちは、ただただ右往左往して、牧神の笛を待ち続け、山羊に似た左サイドバックは、右の牧草と左の牧草を見比べながら、どちらにも動き出せないでいた。
 そうこうするうちに、牧場の柵は破られ、狼たちは蹂躙をほしいままにした。
 われらの牧者、主イエスはどうしていたのかって?
 十字架の上で居眠りをしていたよ、あの根性曲がりの腰抜けのボケナスは。
 以上が、その日起こったことのあらましだ
 11人の使徒が憤死したゴルゴタの惨劇
 12人目は誰だ?
 監督?
 サポ?
 いやユダだろうか?
 というよりも、サイトーとユダは同一人物なのだろうか?
 とすると、やはりここは13番目のあいつに始末をつけてもらうほかに方法がないのかもしれない

    /  ̄ ̄ ̄ \
   /  ,――――-、
   | | /'''llllllll llll ||
   | /  == lll=||
   (6 |    /|| ||
   ヽ|| /  - 」 ||  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    | ≡    -‐- / < 呼んだか?
   /\  \  ⌒ /   |
     /  \   ̄ ̄/\
   
    いや、デューク、いいんだ。キミにはまた別の機会がある。
 気にしないでくれ。
 2ちゃんで拾ってきた顔文字があんまり気に入ったものだから、つい使ってみたくて余計な話をしてしまった。
 サンキュウ2ちゃんねる@れっつぎょー!
 いや、意味は無いんだ。勘弁してくれ。


9月30日 土曜日 晴れのち雨
 午前8時起床。
 歯は痛んでいない。
 小さなしあわせ。

ball20.gif オリンピックサッカー決勝戦:カメルーンVSスペイン
 前半、パスの組み立てと精度でスペインがカメルーンを圧倒。2−0でリード。
 後半は、サッカー以前の何かでカメルーンがスペインを圧倒。2−2の同点に追いつく。
 しかも、後半に2人の退場者を出したスペインは真ん中がガラ空きのマカロニサッカーを強いられる。
 延長戦はさながら「浦島太郎プロローグ篇」
 カメのように手足(亀頭も)を引っ込めて、ひたすらに守るスペイン
 そのカメをカメルーンのオヤジ狩り少年団がボコボコになぶりまわす
 浦島太郎は現われなかった
 でも、カメが粘って2-2のままPK戦へ
 PK戦は、カメルーンが勝利
 気がつくと、カネーコの髪は真っ白になっていました
 めでたしめでたし