8月27日 日曜日 晴れ
 眠れず。
 歯痛。
 心痛。
 午前5時。辛抱たまらず、コンビニにスポーツ新聞を買いに行く(というのも、最近、スポーツ各紙は売上減を恐れてか、軒並み、記事情報の更新を半日以上遅らせるようになっているから。つまり、夕方にならないと朝刊の記事がアップされないんだね。ああケチくさい)。
 日刊スポーツは、一面で伸二の代表落ちを報じている。補欠からも漏れた模様、だと。
 あああああああ。
 心が乱れる。
 午後2時。小野君の選考漏れをネットで知る。
 がっくし。
 補欠の発表は午後……だって。どうして小出しにする? なぜだ? オレを弄んでいるのか?

ball20.gif山形VS浦和戦
 スカイスポーツ1にてTV観戦。
 内容は最低だったが、ともあれ勝った。まあ、良しとしておこう。
 それにしても、伸二は明らかにデキが悪かった。
 パスミスも多かったし、なにより運動量とボールタッチが少なすぎた。
 選考落ちによるモチベーションの低下というよりも、たぶん右足がまだまだなのだろう。心肺機能(←心配昨日 by IME98。凄い)の回復にももう少し時間がかかるのかもしれない。
 解説のオヤジ(大渕さん)は、30分過ぎぐらいから「本当は代えてあげるといいんですけどねえ」としきりに言っていた。
 同感。
 こんな状態の選手に頼ってはいけない。伸二の将来のためにも、次節ぐらいはせめてオフにしてやってほしい。

 午後6時過ぎ:ネットにて補欠落ちを確認。
 山形戦のデキを見ているのでむしろホッとする。こんなコンディションじゃダメです。じっくりアジアカップに向けて調整をするのがベストだ。

 おそらくトルシエは、
 ということで、アジアカップのトップ下には伸二を想定していることと思う。

 うん。
 そういうことなら、選考落ちはむしろ歓迎すべきではないか。
 いいぞ。
 ようやく前向きになってきた。
 とにかく体調を戻して精進だ。腐るな伸二。がんばれ。
 
 ははは。
 オレは何を空回りしてるんだ?
 昨日は片想いの中学生。
 今日は心配性の母親と説教親父の一人二役。
 明日は何だろう?
 ストーカーか?
 まったく。


8月28日 月曜日 晴れ
 どうしても眠ることができない。
 っていうか、昼夜が逆転している。
 午前中、巣鴨に出動。
 歯痛。
 

8月29日 火曜日 晴れ
 三宅島がまた噴火。
 気象庁の竹内勤・火山課長は「今回の噴火活動は終息に向かっていると考えられる。活動は火山噴火予知連絡会が考えている活動の範囲内と思われる」と発表した。(毎日デイリーメール)
 つまり、これでおしまいということだろうか。
 前回の噴火の時も同じことを言っていた気がするのだが。
 本当のところ、実効ある予知なんてできるものなのだろうか。
 疑問だ。

 午後、歯医者。
「あーあ、右上の奥歯が虫歯になってますね」
(やっぱり。そんな気がしてました)
「親知らずも顔を出しかかってます」
(ええ、そんな気がしてました)
「左上の奥歯も割れてますね」
(いちいち言わなくてもわかってます)
「根気のいる治療になりますよ」
(皮肉ですか? 先生。虫歯は怠慢の結果だとおっしゃりたいんですか?)
 はい。
 私が間違っていました。
 今度こそまじめに通います。
 とりあえずの痛みが去っても、治療が終わるまでがんばることにします。
 六十歳を過ぎた頃になって後悔したくありませんから。
「四十代の頃に歯医者をすっぽかしたおかげで、総入れ歯じゃよ」
 なんて、そういうのはイヤだからね。
 えっ? 六十過ぎの人生なんてどうでもいいって?
 いや、きっとそうもいかないと思うよ。
 オレ自身、二十代の頃は、
「四十過ぎて人生がどうなろうと、そんなことはどっちでもいいじゃねえか」
 と思っていたものだが、こうして四十三歳になってみると、どうでも良かったりはしないから。
 

8月30日 水曜日 晴れ
 歯の痛みは引いたものの、暑さにやられている。
 どうして明け方からこんなに暑いのだろう。
 
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五輪・禁煙/州内のすべての飲食店で 違反者には罰金も 豪州
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 【シドニー30日堀内宏明】シドニー五輪を前に地元オーストラリアのニューサウ
スウェールズ州議会が29日、州内の飲食店をすべて禁煙にする法案を可決した。五
輪の観客や旅行者が気分よく食事できるための法律といい、来週から施行される。違
反客には最高550豪ドル(約3万4600円)、違反したレストラン経営者にも最
高5500豪ドル(約34万6000円)の罰金が科せられる。(毎日デイリーメール)
 なるほど。
 旅行のみやげでオーストラリアのタバコをもらったことがあった。
 注意書きがものすごかった。
 なにしろいきなり「WARNING!」だ。でもって
「タバコは発ガン物質だぞ。ガン以外にも山ほどの害が立証されてるぞ」
「このタバコがあんたの健康を害することについてオレたちは一切責任を負わないからな」
「吸う本数が少ないからって害は害だからな」
 といった調子のお話がグダグダ書いてある。すごい。
 値段も日本円に直して確か700円ぐらい(当時)だったはずだ。とんでもない税金がかかってるんだそうだ。
 ふむ。
 ここまで迫害されてそれでもタバコをやめないオージースモーカーはある意味で偉い。
 いや、単にバカと言うべきだろうか?
 うん、バカだ。
 ともあれ、あの国のタバコ警告を見てしまった後の目で見ると、JTの「注意書き」はただの弁解だ。というより、欺瞞以外のなにものでもない。
※あなたの健康を損なうおそれがありますので吸いすぎに注意しましょう
 だぜ。言うに事欠いて。
 ったく。
 日本の喫煙者もバカだ。っていうか、ジャンキーなわけだよ、オレらは愛煙家は。骨のズイまで。
 病気のモトを買うのに税金を召し上げられて、おまけに売人企業におためごかしの説教までくらって、それでもまだタバコをやめてないわけだから。
 ちくしょう。
 いつかやめてやる。
 JTよ。おぼえておけ。売人の仁義も知らない(だって医薬品事業部なんてのがあるんだぜ)お前らみたいな悪党はいつかジャンキーの襲撃を受けるぞ。
※喫煙マナーをまもりましょう
 って、まだ言うのか? この期におよんで。
 おい、お前らが考える喫煙マナーってのはどういうことなんだ? 具体的に聞かせてくれよ。
 山ほどタバコを吸って、確実に税金を払って、病気になっても訴訟を起こさず、黙って早死にすることか?
 ついでに言うけど、オレに「喫煙室」のコラム原稿の依頼をよこさないのはどういうわけなんだ?
 オレがジャンキーだからか?
 スモーキンダーティーだからか?
 それとも、オレを腕の悪いコラムニストだと思ってるのか?
 読者を煙に巻くのがヘタだとか。
 ダジャレでしか落とせないもの書きだとか。
 そういうふうに思ってるのか?
 いや、そうかもしれないけどさ。
 実際、心あたたまるコラムなんて書けやしないわけだし。
 特にタバコがテーマじゃ。
 でも、オレは十五歳の時からのチェーンスモーカーなんだぜ。
 以来三十年近く、タバコを吸わなかった日は一日だって無いんだぜ。
 わかってくれよ。
 な。


8月31日 木曜日 雨
 雨が降ったらしい。
 ずっと家にこもっていたので気付かなかった。
 ナビスコカップ。
 名古屋が6点取ったらしい。
 興味がわかない。
 他人のチームだし。


9月1日 金曜日 晴れ
ball20.gif清水商業高校VS横浜F・マリノスユース
 西が丘サッカー場にて高円宮杯、日本ユース選手権の準決勝を観戦。
 午後4時30分キックオフ。観客は五分の入りといったところか。記者席を見ると、川淵副会長、後藤建生氏、そのほか何人かのサッカー人がいた。西が丘はグラウンドも近いし、交通の便も良い。記者さんたちにとっては良い競技場であるに違いない。

 第二試合は浦和レッズユース対県立前橋商業。見たい気もしたが同行のY田氏は所用があるというし、腹も減ったので帰って来た。
 夕刻のスタジアム観戦は気持ちが良い。
 西が丘の試合は今後もチェックすることにしよう。
 家からチャリンコ圏内にサッカー場があるというのは素晴らしいことだ。


9月2日 土曜日 晴れ
 サッカー三昧。
 いいのだろうか。
 いいんです。

ball20.gifオリンピック壮行試合:日本五輪代表VSクウェート五輪代表。
 Y田邸にてNHK-BSで観戦。
 クウェートってこんなにヨワかったっけ? 景気良く点を獲ったのはまあ良いのだが、いまひとつうれしくないのはやっぱり小野伸二が出ていないからだろう。
 以下、気付いた点。

**********寸評**********

ball20.gifJ2リーグ 浦和VS水戸
 帰宅後、テレビ埼玉の録画を確認。結果を知った後だったこともあって退屈した。やはり代表のゲームを観た後にJ2の試合を観るのはキツい。パススピード、プレイの判断、攻守の切り替え、すべてが遅い。しかもひとつひとつのプレイが不正確。観ていると浦和の方が個人技が高いのはわかるのだが、判断は致命的に遅い。

 今日の2試合(五輪代表戦と浦和の試合)を観て、あらためて今朝、朝日新聞に載ったトルシエのインタビューを読んでみると様々な感慨が浮かぶ。以下、引用する。

 ◆五輪でメダルを取れば、欧州から目を向けられるようになるでしょうか。
「欧州でプレーしている日本人は今、事実上、中田英寿(ローマ)1人だ。彼のように、精神的にも肉体的にも強くなければ欧州のプロではプレーできない。Jリーグのように気持ちよくプレーできるような環境はありえないからだ。選手同士の、ときに冷たい人間関係、激しいタックル、厳しい批判にさらされる」
 ◆中田のような強さを持っている選手はほかにいますか。
 「松田直樹(横浜)、明神智和(柏)、稲本潤一(ガ大阪)、そして高原直泰(磐田)ぐらいだろうか。ただ、欧州でプレーする実力があっても、所属クラブの姿勢が問題になる。

 おおお、小野と俊輔の名前を挙げていない。ここに名前が挙がっているのは、どれも精神的に強い選手(言ってみれば「向こうっ気の強さ」を持っている選手)ばかりだ。
 俊輔のことはわからないが、おそらくトルシエは小野君のメンタルが不満なのだろう。このインタビューは、半分ぐらい伸二へのメッセージと見て良いと思う。

 以上の点は、小野君の性格の良さでもあるのだが、やはり欧州で安定したプレイをするためにはマイナスに働きかねない甘さと言って良い。
 比較してみるに、ヒデの態度はまことにはっきりしている。
 もう一点あげるなら小野君は、五輪への選抜に対する態度でも危機感を欠いていた。
 小野君は、まだ二十歳だ。これまで怪我を除けば、ことサッカーにおいて挫折を味わったことは一度もない。とすれば、ここでショックを与えるべきだとトルシエは考えたわけだ。正しい判断だと思う。小野君は決して自信過剰に陥るようなパーソナリティーではないが、この時期に一度自分のサッカーを振りかえるべきなのかもしれない。

 Jリーグの各クラブは、いつまでも同じ選手でチームを作ろうとしている。スター選手は、たとえけがをしていてもレギュラーだし、有望選手を売って、その対価で新しい選手を補強する発想もない。それで小野伸二(浦和)も海外でプレーするチャンスを逃してしまった」
 ◆その小野は五輪代表から外れました。
 「このままでは、小野は前園真聖(湘南)と同じ道をたどってしまうだろう。4年前に日本の五輪代表はドリームチームと言われたが、今のA代表にいったい何人が残っているだろうか。日本では、素晴らしい選手もそうでない選手も同じように扱われている。だれが本当に良い選手なのか、よく見てよく考えて欲しい。みんながスター扱いしている選手より、もっと良い選手がたくさんいる」
 ◆報道の弊害もあるのでしょうか。
 「プロのジャーナリストが少ないことが1つある。スターを作って追い回すばかりで、サッカーについて論じない。本当に必要な情報が不足している。しかしそれだけが原因ではない。やはり日本のサッカー界全体の責任だ。目の前の結果ばかりに目が行き、将来の見通しを持っていないからこうなる。これではチームにも選手にも発展はない。サッカーの発展に必要な、ダイナミズム、チャレンジが生まれてこない」

 このあたりは、見たまま、明らかに小野伸二について語っている。
 メディア、チーム、ファンがスター選手をスポイルする。サッカーの世界では本当によくある話だ。
 前園の名前をずばりと出してしまっているあたりがトルシエらしい。
 まあ、それだけ真剣に伸二の将来を心配しているということなのだと思う。前園には気の毒だが。

 私も心配している。
 頑張ってほしい。
 臥薪嘗胆。
 ああイヤな言葉だ。
 まさか自分がこんな言葉をマジに使うとは思わなかった。
 でも、時にはこういうイヤな言葉が必要なのだよ。
 プロのフットボールプレイヤーには。

 プロのライターにはどうだろう?
 臥薪嘗胆が必要だろうか。
 必要かもしれない。
 でも、オレはイヤだな。
 油断快適
 と、色紙にはこの四文字を書こう。