8月13日 日曜日 晴れ
〆切到来。
いや、とっくに来ていたのだ。
気付かないふりをしていただけだ。
それでもあらためて電話がかかってきてみると
「えっ?」
と、驚いてしまう。
ううむ。
私のクサい芝居にひっかかっているのは、私だけなのかもしれない。
8月14日 月曜日 晴れ
暑さで寝られず。
午後から近所のプール。
空腹で泳いだのでふらふら。
とはいうものの、この眩暈に似た感覚はどこかしら心地良くも懐かしい。
思えば、酒のみだった当時、私は常に空腹だった。空腹感を抱いていながらも、いざ食い物を見るとまるで食べる気がしない感じ……って、もしかしたらこれはアル中さんに特有の感覚なのかもしれない。いや、わからないんならそれでいいんです。単に体調を崩してただけなのかもしれないわけですし。
8月15日 火曜日 晴れのち雨
富士見病院に出動。
夕刻、自転車に乗っていて雨に降られる。
しかしながら、気持ちが悪いのは最初のうちだけで、すっかり濡れ鼠になってしまえばこっちのものだ。
夏の夕立は爽快至極とばかりに、傘に隠れて歩く卑怯者をかきわけつつ、自転車をすっ飛ばした。
雨の疾走者
14歳ならサマになったかもしれない
というよりも、恋をしていない人間は雨に濡れてはいけないのだ
特に、真夏の夕立は片想いの14歳限定なのだ
いや、悪かった
次からは傘をさすことにするよ
雨に濡れた中年男は、町の美観を損ねるからね
オレだってわかってるんだ
な、お嬢さん
だから、気を悪くしないでくれ
あんたの清潔な乙女の感傷に水を差すつもりはなかったんだ
ただ、夕立が面白かっただけなんだよ、年甲斐もなく
8月16日 水曜日 晴れのち雨
キリンチャレンジ 日本代表 VS UAE代表戦
テレビ朝日にて観戦。3−1で快勝。試合としては面白味に欠けたが、まあ本番1ヶ月前の調整試合としては上出来だろう。
テレ朝の中継は案の定最低。CMを入れるのは仕方ないとして、もう少しタイミングを考えられないものか。
実況アナも最悪。ほとんどボールホルダーの名前を言わない。解説のセルジオに要らぬ話を振ってばかり。答えるセルジオも説教のオンパレード。それにまたピッチレポーターの川添が輪をかける。地獄のような放送だった。
- 小野君はなんだか引き気味だった。珍しく守備に奮闘していた気がする。ナカータの帰還を想定して、トップ下以外でのポジション確保を考えているのだろうか。消えている時間もあったが、素敵なロングパスがいくつかあった。なにより、降り幅の小さいキックで出したパスが意外なほど伸びる感じが戻ってきている。あればかりは見ていてうっとりする。ともあれ、故障からの復帰途上としては合格点ではなかろうか。
- 俊輔はちょっと空回り。というか、左サイドはやっぱり不満なのだろうか。
- 良かった選手は服部とモリシマ。稲本はあんまり画面に映らなかったが、ネットを覗くと、生観戦組の中にはMVPに推す声が結構あったりする。そう言われて見るとそんな気もして判断に苦しむ。テレ朝のカメラワークでは、ボランチの評価はできないということなのかもしれない。くだらぬアップ映像(放送席、ベンチ、選手の顔)が多く、しかもワンカットがいちいち長すぎた。猛省を促したい。って、オレは何様だ?
8月17日 木曜日 晴れ
ゆかたのねえちゃんたちはどうにかならないのか。
ただでさえ暑苦しい季節に似合いもしない安浮世絵まがいのシナを作って、いったい誰にアピールしてるつもりなんだ。
テレビの司会者連中も、本当はそう思ってもいないくせに「色っぽい」だなんて言わないようにしてほしい。
先週のサッカーマガジンの表紙でも、トルシエが浴衣を着ていたが、いったい誰が何を吹きこんだんだろう。
「日本文化を理解してほしい」
だなんて、サッカー協会のセンチ虫が余計なことを言ったのがいけないのだろうか。
フィリップよ。
ほかならぬキミだから教えておくが、ユカータってのは、ありゃバスローブだぞ。
でなれりゃパジャマだ。
あんなものを着て人前に出るのは野蛮人だけだぞ。
腰蓑にペニスサックの方がどれだけ文化的だかわかったもんじゃない。
なあ、フィリップ。
最近の日本人は日本文化を誤解してるんだ。
着るならむしろステテコだよ。
似合うはずだぜ。
ぶんぶんうるさいメディアの蝿連中だって、ステテコの人間には何も言えやしないんだから。
「こりゃまたどーも」
とか、ふざけた挨拶してケムにまいてやれよ。
膝丈のステテコにダボシャツ、それに雪駄を履いて腹巻でも巻いておけば完璧だ。知ってるか? こういうナリをした人間にわれわれ日本人は決して責任を求めないことになっているんだ。
なんなら小道具に扇子とチョビヒゲを付け加えても良い。
フィリップよ。
文化というのは多層的なものだ。
浴衣なんて、戦後日本のカビの生えた懐古趣味を代表しているステレオタイプに過ぎない。
ひっかかっちゃダメだぞ。
本当の日本を知りたかったら、オレに電話しろよ。
番号は知ってるだろ?
はずかしがってる場合じゃないぞ。
いいか、ムッシュ。この国の人間は、白人さんのシャイネスなんてものは、百万年たっても理解しないんだからな。
8月18日 金曜日 晴れ
花火。
愚かな遊びだ。
環境破壊。
健康被害。
騒音公害。
そして火傷。
ん? 慎重に点火しろって?
知らないのか?
あの遊びは、誰かが火傷をしないと盛り上がらないことになっている。
夏の風物詩?
お前、殺虫剤屋のパブリシティーにヤられてるんじゃないか?
考えてもみろよ。金鳥の夏って、害虫VSケミカルポイズンの夏ってことだぜ。最悪のタッグじゃないか。
8月19日 土曜日 晴れ
昼過ぎに起床。
ここのところ、食品への異物混入関係のニュースが毎日流れている。
- コーン缶詰にヤモリ
- ポテトチップスにとかげ
- そうめんにカビ
- キムチに芋虫
と来て、今日は
不二家の焼き菓子に生きたアリ
というのが出ていた。
どうしてこの夏に限ってこんなに似たような事件が続くのだろうか。
- 実は昔から異物混入事件はいくらでもあったが、記事にならなかっただけ。雪印以来、このテのニュースがニュースバリューを獲得した。
- 実は新聞社の皆さんは、雪印をいじめすぎた事をうしろめたく思っている。で、バランスを取る意味で、他のメーカーの不祥事を積極的に報道することでバランスを取ろうとしている。
- 実は、昔から異物混入事件はいくらでもあったのだが、これまでは会社単位でそれぞれもみ消していた。雪印以来、もみ消しがバレた場合のリスクが考慮されるようになり、各社とも自らの不祥事を公表するようになった。
- 実は、昔から異物混入事件はいくらでもあったのだが、消費者は気付かずにたべていた。雪印の事件以来、人々が食品を神経質にチェックするようになったため、発見率が増えた
といったところだろうか。
J2リーグ第29節:浦和VS大分
テレビ埼玉にて生観戦。チャットに参加しつつ。
- 午後6時30分キックオフ。開始1分、いきなり伸二のFKがゴールイン! おおおお。ゴール左サイド二十メートルから右足。キーパーの届かないゴール左隅に直接。素晴らしい。
- とはいうものの、その後の展開は大分有利。浦和はプレスが甘い。
- おいおい、ロングボールばっかしじゃないか。
- 浦和、DFと前線が間延びして中盤がスカスカ。相手のドリブルに翻弄されている。
- センターサークル付近から伸二FK。岡野が抜け出してDFと競りながら右足アウトサイドでひょろ玉ゴール。2−0素晴らしいぞ岡野。
- 左サイドからのスローインを大分の28番が胸トラップから中に折り返す。アンドラジーニャすかさず決めて2−1。おいおい、マークがまるっきり……
- ヤマダ、軽いプレーが目立つ。ファール多すぎ。
-
- 後半にはいると大分疲れたのか、プレスが甘くなる。
- 永井、クビツァからのスルーを受けてキーパーと1対1。落ち着いて右隅に決める。3-1!
- 後半30分過ぎたあたりからは完璧に浦和のペース。石井からのスルーをPA内で受けた伸二がシュート。キーパーはじいてこぼれたところを永井がゲット。4−1!
- この後最後まで攻めっぱなし。
選手の評価。
- 田北:6点。まあまあ。
- 山田:4点。ファール多し。ドリブル持ちすぎ多し。1対1で取られること多し。パスも腐っていた。イエローまでもらっていた。
- ピクン:6点。きわどいところを何度かヘッドではじいていました。後半は攻めあがったりしてなかなか。ただ、ロングボールはあんまり合ってなかった。
- 路木:6点。ピンチでは効いていた。でも、下がり過ぎ?
- 内舘:5.5点。よく上がっていた。でもボールを取られ過ぎ。ファールも多かった。
- 石井:5点。前半はほとんどボールに触ってなかったのでは? 後半多少持ち直す。
- 河合:6点。乱暴なプレーが目立った。でも、時々良いアーリークロスをあげていた。
- 永井:7点。前半はシジクレイに押さえられてほぼ消えていた。後半、どういう風の吹き回しか人が変わったように大活躍。ドリブルが切れていた。
- 小野:8点。ちょっと甘いか? でも、今年最高のプレーだったことは確か。下がり気味でのディフェンスもよく頑張っていたし。パスも良かった。
- 岡野:8点。素晴らしい。とんでもない運動量だった。ドリブルも上手くなっていた。ディフェンスでも大活躍。素晴らしい。
- クビツァ:7点。点こそ獲らなかったが、ポストとして充分に役割を果たしていた。チャンスを逃しすぎたきらいも。
-
- 盛田:後半終了真際に登場。何もできず。
- 大柴:同じく残り10分だけのプレー。よく走ってたけど。
いやあ、久しぶりに快勝の試合を観た。特に後半はパスが面白いようにつながって観ていて楽しかった。たぶん、大分が戦意喪失or疲労したためだと思うが。でもとにかく良かった。生き生きとプレイする小野伸二を観たのも本当に久しぶり。この調子で回復していってほしい。浦和のために、日本のために、そして何より私のために。