5月7日 日曜日 曇り
 親知らずの痛みで、朝方まで眠れず。
 モンテディオ山形vs浦和レッズの試合は、18時よりテレビ埼玉で録画放送があるのだが、我慢しきれずにネットで結果を知ってしまった。
 1-0で負けとのこと。
 いつかこの日が来るとは思っていたが……

ball20.gif山形VS浦和
 テレビ埼玉にて、録画を確認。結果を知ってしまっているだけに、どうしてもアラ探しのような見方になってしまう。
……負け試合の録画をレポートしても仕方がないですね。というわけで、終了。

****後半は用事ができたために未観戦。明日未明のスカイスポーツを録画することにしよう。


5月8日 月曜日 晴れ 一時雷雨
 トルシエは本当に解任されるのだろうか。
 新聞の論調は「解任→西野氏就任」で動いている。
 本当なのか?
 本当にこんなになさけない筋書きが現実になってしまうのか?
 何の説明もなく、情報開示も無いまま、新聞辞令を追認する形で、古色蒼然たる情報操作そのままに次期監督が決まってしまうのか?
「攻撃の形が見えない」
 って、何だよこれは。
 結果論は結果論として、せめて形だけでももう少し論理的な説明をしてみせたらどうなんだ?

 噂されている通り、西野氏の就任は協会内の早稲田閥と関係があるのだろうか。
 そんなばかな。
 いまどきそんな露骨な派閥人事が横行してるのだとしたら、そりゃまるで役所の外郭団体だぞ。
 ……がっくり、だ。
 早稲田閥、か。
 ありそうな話ではある。
「奥寺選手がドイツに行ったのは、日本でどんなに活躍しても高卒では偉くなれないことを自覚していたからだ」
 という話を、はるか昔にあるサッカー関係者から聞いたことがある。  そんなことは昔の話だと思っていたのだが。
 でも、いまだに同じなんだな。
 結局あの種の財団法人は、派閥力学でしか動くことができないわけだ。
 寄生虫(←IMEは「規制中」と言ったぞ)だな。
 結局、一般企業と違って、何も生産しない組織である協会の人間にとっては、政治力だけが発揮し得る能力のすべてなのだろう。そして、「政治」とは、結局、派閥を背景にした多数派工作の由なのであろうし、彼らの言う「能力」とは、調整能力(根回しと情報操作)以外の何物でもないのだろう。とすれば、彼らの判断基準は、そもそも外部に対しては説明不能なのだ。
 そんなことはわかっている。
 私とていまさら情報開示だの、アカウンタビリティーだの、グローバルスタンダードだのといった腐れリベラル用語を振りかざして利口ぶるつもりはない。
 省庁の外郭団体が派閥人事で動いていようが、そんなことはかまわない。
 利権がらみの財団法人が天下りのオヤジを飼い殺しにしていることもまあ仕方がないことだと思っている。
 が、せめてサッカー協会にだけはマトモな組織であってほしいのだ。
 自分たちのポストや自派閥の権力維持よりも、サッカーを大切にしてほしいのである。
 って、こんなこと言ってもムダだけどな。
 どうせ。
 
 振り返ってみるに、今回の解任騒動は朝日新聞のスクープにはじまっている(もっとも、その前から夕刊フジの久保某あたりがトルシエ中傷記事をトバしまくっていたが、マトモに相手にしている人間は少なかったはずだ。やはり、朝日とはメディアとしての影響力が全然違う)。
 でもって、各スポーツ紙が後追いをして、最近では、テレビも含めて既存のマスメディアのほとんどすべてがトルシエ解任を既定路線とした報道に終始している。
 本当なのか?
 これは、学校で習った「マニュピレーション」(大衆操作)ってやつじゃないのか?
 最初の朝日の記事は協会幹部からのリークを元にした明らかなトバシだった。 
 なにしろ「トルシエ解任、後任は1年後にベンゲル氏」という内容が、当事者であるベンゲルに否定されてしまっているんだから話にならない。
 つまり、一部協会幹部の希望的観測というのか、彼らの頭の中にある粗筋をそのまま記事にしただけの話だったわけだ。
 としたら、これは、トバシとか憶測記事とか言う以前に、露骨な政治的意図のもとに流された観測気球情報じゃないか。
 なさけない。
 天下の朝日も、サッカーに関しては、こういうことをするんだな。
 サッカーを軽視しているってことだろうか。
 それとも、サッカーに限らず、朝日さんの記事は、おしなべて既得権益を持った人間ないしは組織と記者さんとの個人的な関係の中で書かれているということなのか?
 これが、有名な「記者クラブ」の弊害ってヤツなのか?
「○○ちゃん、こういう話があるんだけどさあ」
「それ、記事にしちゃってオッケーですか?」
「うん、でも、オレが漏らしたって言うなよ」
「そりゃあもう、ニュースソースの秘匿は我々の常識ですから」
 てな調子で、協会幹部だとか、省庁の役人だとか、企業の関係筋だとかから漏れてきた話を記者個人の胸先三寸で記事にしてるわけなのか?
 だとしたら、単なる廊下とんびじゃないか。
 いや、そんなに無邪気な話じゃない。
 記者諸君は、自分たちが握った情報をまったくの自己裁量で処理している。これは、明らかな権力行使だ。
 なんとなれば、新聞記事というのは(特に朝日の記事とかは)、単なる情報である以上に、物理的な威圧を伴う、最も典型的な権力の武器だからだ。
 「どんな記事を書くか」ということも、もちろん重要なポイントだが、それ以前に、入手した情報を「記事にするかしないか」ということが既に権力の発動を内在している。

 新聞社的な価値観からすると、政治記者みたいな連中が一番高級で、だからスポーツ記者が政治記者のマネをしているということなのかもしれない。
 番記者が自分のついている政治家の広報係に成り下がることは、一般に考えれば堕落だ。
 が、番記者自身は、自分の記事が政治を動かし得るという事実に、ある達成感を感じていたりする(ナベツネを見よ)のかもしれない。
 で、この種の歪んだ記者根性は、ついにはスポーツ界にまで及ぶ。
 取材チャンネル(つまり、協会ね)との癒着と言ってしまえばそれまでだが、案外、記者君たちは、自分ではサッカー界のために良かれと思って政治的な記事を書いているのかもしれない。
「素人衆は我々が誘導しますから」
 ってか?
 うーむ。
 妄想がふくらむ……  案外、事実はもっと単純で、政治的な背景だの利権だの癒着だのといったそれらしい話とは無関係なのかもしれない。
 つまり、今回のトルシエおろし騒動は、結局、記者諸君がトルシエにゴミ扱いにされたことを根に持っているから起こったしごく他愛の無い話だってことだ。
 日本のスポーツマスコミでは、スポーツ選手や監督は記者より知的能力が劣るという建前になっている。
 で、日本標準のスポーツ選手たちは、一流大学を出て難しい試験を通った記者さんたちに、一定の敬意を払いながら接することになっている。
「○○クンねえ。そんなことじゃダメだよ」
 と、だから、ベテラン記者は、若手の選手に説教を垂れたりもするし、漢字の書けない選手を陰で笑っていたりもする。
 
 ところが、トルシエをはじめとする外人さんたちは、記者に対して尊敬しているふりなんかしない。
 だって、素人なんだから。
 しかも、商売でたかってくるハエみたいな連中なんだから。
 だから、トルシエはその時の気分次第で、記者を邪険に扱い、無視し、あるいはバカにする。
「こんなこともわからないのか?」
 と、コケにしたりもする。
 そこがマズかったってことなんだろう。
 まったく。
 何様のつもりなんだろう。
 って、これ、記者に言ってるんですよ。
 バカにされて当たり前の立場なのに、どうして質問を無視されたぐらいのことで腹を立てるのか、そこのところがあたしにはわかりません。
 もしオレが記者だったら、代表監督とか代表選手には最大限の敬意を払うよ。
 仮に邪険にされる時があったって、「忙しいんだろうな」と、そう思ってかんべんするよ。
 どうしてトルシエの失礼を容認できないのかなあ。
 サッカーなんて偏差値の低いバカのやる仕事だとしか思ってないんだろうか。
 バカのくせに。


5月8日 月曜日 晴れ
 昨日来、私がROMしているいくつかのサッカー掲示板が荒れている。
 そりゃそうだろう。
 マスコミの論調ときたら、サッカーファンの多数派の意見とはまったく関係なく、雁首を揃えてどれもこれも軒並みトルシエ解任報道一色なんだから。
 シーボルト事件みたいだ。
 蛮社の獄だっけ?
 いや、詳しい史実は忘れたが、とにかく、ここ2〜3ヶ月のトルシエ攘夷報道の盛り上がりは、なんだか終末期の江戸幕府を思わせる。
 もしかしたら、日本サッカー協会というのは、地方協会からひっくるめての藩幕体制で維持されている一種の田舎大名連合政権なのかもしれない。
 とすると、御三家は古河、三菱、早稲田あたりで、さしずめ釜本なんかは水戸家の老中格ってところか?
 サッカー協会に限った話ではない。
 権力は腐敗する。
 不敗?
 いや、このまま言ったらオリンピックは全敗だと思うよ。


5月9日 火曜日 晴れ
 I Love Youメールが届いた。
 うっかり開いてみると、Aからのメールであった。
 昔から不思議ないたずらをするヤツだったが、こういう性質は四十歳を過ぎても変わらないようだ。
 本文は英文で、中国から出されている。
 で、差出し人の名前はPh.D.****ってことになっている。
 Ph.D.は博士号ではなくて"Phunny Drummer"ということらしい。イカれた太鼓屋。まさしく。
 ウィルスメールを装った、マトモな人間は開けないはずのメール。
 ファニーだ。
 ま、開けたオレもオレだが。
 最後の一行がふるっている。
I hope you open this letter.
 だと。
 そもそもオープンしてなきゃ読めないでしょうが。
 まったく。
 

5月10日 水曜日 晴れ
 どうもトルシエ続投の動きが出てきたようだ。
 時事通信「続投濃厚」、サンケイスポーツ「解任の方向」、朝日「不透明」ぐらいで、まだ結論はわからないが、ともあれ昨日の段階の報道とはずいぶん温度差がある。
 サッカー協会にトルシエ続投を訴える電話とFAX(驚くべき事に、サッカー協会はメールアドレスを公開していない!)が殺到したことが影響しているという。
 ふむ。
 インターネットの力と見てよろしいのではなかろうか。
 市井のサッカーファンがメジャーマスコミだけの情報だけしか知らなかったら、こうい事態にはならなかったかもしれない。
 私自身、ネット内のサッカーファンの大勢がトルシエ支持で固まっているという事実を知らないままでいたら、
「どうせオレみたいなヤツの意見なんて少数派なんだろうしなあ」
 てなことで、案外ヘナヘナとあきらめていたかもしれない。
 それどころか、ネット内の議論を日常的にウォッチングしていなかったら、もっと早い段階で、トルシエ解任派に転向していた可能性さえある。だって、スポーツ新聞とかには、トルシエに関する悪い情報しか載ってないわけだから。

 ともあれ、サッカーのような狭い世界に限って言えば、ネットは、メジャーマスコミの情報操作に対抗する有効な情報武装手段として機能しているってことだ。
 素晴らしい。
 実際、今日の夕方のニュース(TBS「ニュースの森」)なんかを見ていると、世論の趨勢はアンチトルシエで決定(だって、紹介された3つの街頭インタビューがすべて若い連中のトルシエ批判なんだから)しているようにしか思えないからね。

 マスコミにお勤めのみなさん。サッカーに限らず、これからは、ネットを無視するわけにはいきませんよ。
 芸能情報なんかにしても、これまでは押さえるべきところを押さえておけばスキャンダルも封印できたんだろうし、タレントイメージも思いのままに操作できたんだろうけど、今後は簡単には行かないよ。
 ヒロスエ関連のお入学大報道だって、ネットピープルの間では失笑のネタにしかならなかったわけだし、ネプチューンやら森田某のレイプ疑惑なんかでも、ワイドショーを黙らせるだけじゃ、まるで沈静化しやしないんだから。
 企業のプレスリリースや政治向きのキャンペーンだって、鵜呑みは期待できないよ。
 だって、あんたたちの投げて寄越す魚が半ば腐っていることに、鵜が気付きはじめてるわけだし、クビについているヒモがどこにつながっているかについて、鵜同士で話し合ってるらしいんだから。

 久しぶりに気分が良い。
 ま、最終的にトルシエがどうなるかはわからないけど。
 
 でも、オレは良い結果を期待してるよ。
 ん?
 裏切られないかって?
 キミは何もわかってないようだね。
 おぼえておくと良い。
 希望を持たない人間が、むしろ裏切られるんだ。
 少なくとも、マニアの魔術的心理においては、そういうことになっている。
 なぜなら、絶望というのは、自分自身によって自分自身に対して為される、最悪の裏切りだからだ。

 ヤナギよ。
 裏切られないためにあらかじめ絶望しておくような戦術は、サッカーのフィールドでは絶対に通用しないぞ。
 キミだって岡田ジャパンの惨状を忘れたわけじゃないだろ?
 ボールがゴールを逸れたらどうするのかって?
 いいじゃないか。
 もう一度新たに希望を抱く機会を与えられるわけなんだから。
 なあ、  なぜサッカーボールが丸い形をしてるか知ってるかね?
 ゴールキーパーが掴みやすいように?
 違うね。
 片時も静止しないでいるためにだよ。
 珍しく前向きだって?
 当然じゃないか。
 オレはサッカーに関しては100パーセント前向きな男なんだよ。
 ボールこそ蹴らないものの、オレは天性のストライカーなんだから。

 おっと、そろそろハーフタイムだ。
 じゃあな。
 オレは仕事に戻るよ。
 何の仕事かって?
 スイーパーに決まってるだろ。


5月11日 木曜日 晴れ
 午後5時半より、単行本のための座談会。
 メンバーは、私、S氏、およびM先生。
 面白かった。
 原稿にして面白いかどうかはまた別の話だが。

 M、Sの両氏はともになかなかのグルメで、うまいうどん屋や焼肉屋の話で盛り上がる。
 私はついていけず。
 食い物は相変わらず弱点である。
「食い物の話なんてくだらない」
 という私の従来からの立場は、どうやら間違っている。
 楽しそうに話しているお二人を見ていて、つくづくそう思う。少なくとも私がこれまで牢固として抱いてきた
「食い物の旨い不味いなんて錯覚に過ぎない」
 という感覚は、完全に間違っている。
 単に私が鈍感であるだけの話だ。
 っていうか、むしろ、了見の狭さだろうか。
 食い物が旨いとか不味いとかいうことが、結局私にはわからないようだ。
 いや、まるでわからないわけではない。旨いものを食べると、なるほど旨いと思う。しかしながら、食べ物が旨いということにあんまり感動しないんですね、どういうわけなのか。
  
※トルシエ去就問題

 トルシエの去就については、結論が持ち越しになったようで、6月末の段階で、もう一度考えるということのようだ。
 ってことは、朝日のスクープはありゃ誤報だったってことになる。
 というよりも、結果がどっちに転んだのであれ、あ記事は、書かれた段階で既に誤報だったってことだ。
 なんとなれば、一方的なリーク情報に基づいて、予想を書いただけだからだ。
 で、シレっとして「結論は先送り」
 だとかいった記事を書いて知らん顔をしている。
 おい、
 責任は取らないのか?
 自分の見込み違いを謝罪するのでなく、彼らは、事態の昏迷の方を非難している。
 まったく。


5月12日 金曜日 曇り後雨
 巣鴨回避。
 忙しくてそれどころではない。


5月13日 土曜日 曇りのち雨
 はっきりしない天気。
 ひきこもって過ごす。
 責めないでくれ。
 昨今のメディアをあげてのヒッキーいびりには、何かウラがあるのだろうか。
 産業主義者たちの陰謀?
 それとも、内需拡大を促したいというメディアの本能だろうか。

ball20.gif柏VS鹿島
 TBSにてTV観戦。どうせCMだらけなんだろうけど。

ball20.gif清水VS市原
 BS1にて録画観戦。
 ジェフは強くなっている。メンバーは作シーズンとあんまり変わっていないというのに。監督の手腕だろうか。
 浦和はどうなんだろう。いまJEFとやって勝てるんだろうか。