3月5日 日曜日 晴れ
 久々にページの更新作業。
 日々のメモをHTMLに変換。
 本当はイラストとかも更新したいのだが。
 夕刻、耐えがたい睡魔に襲われて寝る。
 午前0時過ぎ、突然目覚める。
 と、バリャドリードの試合が0時50分からはじまる。
 どうやらアタマのなかにサッカー時計がセットされているようだ。

ball20.gifバリャドリードVSセビリア
 セビリアは本当に最下位のチームなのだろうか。
 とすると、リーガ・エスパニョーラはセリエAよりレベルが高いぞ。
 パスの精度、スピードも速いし、中盤のチェックもえらく速い。いいチームだ。
 特にフォワードのウルグアイ代表選手(名前失念)と、中盤のレフティー(これまた名前失念)が良い。
 解説の原博美氏も明快。
 こういう明快な人は監督としては正直過ぎてダメなんだろうか。



3月6日 月曜日 晴れ
 午前7時起床。
 月曜日はやけに電話が多い。
 そういえば、土曜日のゼロックスカップのPK戦の最中にセールスの電話がかかってきたことを思い出したぞ。
 あれは本当にアタマに来た。

――以下、再現――

※ピクシー、ボールをセット。ゴールに向かって助走を開始。ここで突然のベル。
♪♪ディリーン、ディリーン♪♪
「はい」(目は画面。もちろんTVの音も消さない。かけてくるあんたが悪いんだぜ)
「あ、オダジマさん? タカシさんはいるかな」(やけに馴れ馴れしい)
「私ですが」
「ああ、あのね。ウチは渋谷にあるハーベストという……」(なんだか事務所の場所だとかをだらだらしゃべっている)
※ピクシー、ゴール失敗。うげえ。冗談じゃねえぞ! この大事な時に電話なんかかけてきやがるから……
「だから用件は何ですか」(うわのそら)
「あ、現在、投資対象としてですね。トウモロコシ相場の……」(原稿を読んでるみたいな口調で延々としゃべり出す)
「おい、ふざけるなよ」(怒り爆発。本当はこういう腐れセールスに乱暴な口をきくのは適切じゃない――だって、どういういやがらせをしてくるかわからないからね。電話番号は知られてるわけだし――のだが、がまんできない)
「……は?」
「は? じゃねえよバカッ」(怒るとボキャブラリーが小学生になる)ガチャン!
 ……それにしてもPK戦の真っ最中にかかってくる電話がよりにもよってトウモロコシ相場かよ。どういう運勢なんだ今月は。
 だいたい、いきなりかかってきた電話で、トウモロコシ相場みたいなもんに投資する人間がいるのか?
「うーん、お話をうかがっていると、それは大変に有望な投資であるように思われますねえ」
 なんて、そんなバカが投資に回すような余剰資金を持っているなんてことが現実にあり得るものなのか?
 まあ、もし仮に電話で説得されるようなバカがカネを握っているんなら、そのカネこそまさにサギ師がムシるべきカネではあるけどな。
 でも、残念ながら、オレはそこまでのバカじゃない。カネも持っていない。
 渋谷のハーベストよ。作戦は失敗だ。残念だったな。サッカーの時間でさえなかったらもう少し話を聞いてやっても良かったんだけどな。
 まったく。
 二十世紀最悪の発明は電話に決定だ。
 ドクター・ベルよ。あんたはHIVのネタ元になったサル以下だぜ。
 
ball20.gifマンチェスターユナイテッドVSリバプール

3月7日 火曜日 晴れ
 昼過ぎから気味が悪いほど暖かくなった。
 池袋ビックカメラパソコン館に出動。プリンタのインクカセットを入手。キャノンやエプソンのサプライ用品は赤羽でも購入可能なのだが、マイナー機種であるアルプス関連の備品は都心に出ないとダメだ。
 アルプス用ハイグレード紙は、池袋でも在庫切れ。
オダ「ええと、この棚にないってことは在庫もないということですか?」
女店員A「そーです」(歩き去りながら、棚を確認しようともせず)
 なんだ? この女は。
 仕事が忙しくて客の相手なんかできないってか?
 おい、あんたの仕事は客の相手じゃないのかよ。
 で、ほかの店員(男)に在庫の有無を尋ねると、在庫が無い旨を詫びた上で新宿店に問い合わせてくれる。しかも
「7セットあるそうですが、取り置きにしておきましょうか?」
 とこちらに確認した上で、自分の名刺を寄越して新宿店に取り次いでくれる。
 同じ店員でもえらい違いだ。
 レジのねえちゃんもちょっとしたものだった。
 カネを払った後、ポイントカードの残金を尋ねると
「そこにはいってます」
 と、アゴでレシートを指し示してそれでおしまい。でもって
「は?」  と尋ね返すオレの顔の背後約2メートルの空間に焦点を合わせるみたいな目つきで沈黙。
 唖然。
 いや、確かにあんたの言う通り、通算ポイントはレシートに打ってあったわけなんだけれど、それにしてもその顔(あんたバカ? 字も読めないの? それともクレーマー?)は客に向けるべき表情じゃないと思うぞ。
 おい。
 オレはあんたの妹をレイプした男か何かなのか?
 でなけりゃあんたの表情は説明がつかないぜ。
 別にオレだって、マクドナルドのねえちゃんみたいにオーバーアクションで笑えと言ってるわけじゃない。
 田舎の温泉宿の仲居さんみたいな調子のベタベタした客あしらいを要望しているわけでもない。
 ただ、普通にしてくれればいいんだよ。
 通り一遍の、判で押したような紋切り型の対応でかまわないんだ。
 そう。
 オレは心をこめてくれなんて言わないよ。
 むしろ、ナマの感情はご免こうむりたいからこそマニュアル通りの礼儀を守ってほしいわけだ。
 わかるか?
 礼儀っていうのは、あんたみたいな人間がほかの人間に対して撒き散らすナマの感情がうっとおしいからこそ発明されたものなんだぜ。
 客を尊敬できない気持ちはわかる。
 当然だよな。客はあんたより無知なんだから。
 だから、お嬢さん、尊敬なんてしてくれなくていいんだよ。
 ただ、軽蔑の表情を無遠慮に表出するのをやめてくれるだけで十分だ。
 な。
 そのための笑顔じゃないか。
 わかるだろ?
 笑顔っていうのは、感情表現のツールじゃないぜ。
 笑顔はむしろ感情を隠すための表情だ。
 練習しようじゃないか。
 なあ。 
 心にもない笑顔をみせてくれよ。
 ATMの画面に出てくるアニメのねえちゃんみたいな笑顔をさ。 
 
 おっと、話がそれた。
 新宿東南口店のレジのねえちゃんもなかなか。
 私が件の名刺を出して、池袋店の店員に言われて来た旨を伝えると、こっちには返事もせずにいきなり後ろにいるほかの店員に向かって
「来ました」
 である。
 いや、いいんだけどさ、「いらっしゃいました」なんて言ってもらわなくても。でも、オレに返事ができないのはどうしてなんだ? 
 何かヘンな匂いでもするのか?
 それとも皮ジャンの中年男ってのはあんたたちからすると犬以下なわけ?
 こういうことが続くとちょっと被害妄想が出そうになる。
 ま、ビックカメラの場合、ここ3年ぐらいの統計からして、まともな店員のヒット率は半分以下なわけだから、今日のヒット率が25パーセントだったとしてもあんまり驚くには当たらないわけだ。
 あそこの店員と比べると、たとえばコンビニのねえちゃんとかは断然優秀だ。
 ひっきりなしにやって来る色んな客(やくざも来るんだよ)の相手をしながら、宅配便や公共料金の受けつけをこなして、さらに仕入れの業者をさばきつつ、何百種類もある商品の在庫確認までやってるんだから。
 もしかしたら、最近は勤め先として、専門店の店員よりはコンビニのねえちゃんの方が難関で待遇も良いのだろうか。

●三菱自動車がダイムラー・クライスラーと提携へ
 浦和レッズは大丈夫だろうか?
 外国人の社長が就任することになるのなら、ぜひヨーロッパ人に来てほしい。
 アイアコッカみたいなアメちゃんが社長になったら、レッズのようなお荷物サッカーチームは、いきなりリストラの対象に降格しそうだからな。
 その点、ヨーロッパの人間はサッカーチームというものの重要さを理解している。日本人経営者よりむしろマシなんじゃなかろうか。あの村山工場を即刻ツブした日産のカルロス・ゴーンも、F・マリノスに対してはただのニコニコおじさんだった。トヨタカップの時にジョージベストと握手している映像を見たが、満面の笑みでメチャうれしそうだったしね。
 夜8時。睡魔到来。
 はい、私の負けです。
 おやすみなさい。


3月8日 水曜日 晴れ一時雨
 巣鴨。
 帰宅後、焦って仕事。
 焦った割りにははかどる。
 火事場の馬鹿には力が授かるようだ。

●敦賀気比高校がセンバツ高校野球大会への出場を辞退
 野球部員が無免許運転で事故を起こしたことが発覚したからだそうだ。
 バカな話だ。
 どの方向からどう考えてみても全面的にバカげている。
 高校生がバカなのは仕方がない。っていうか、バカなことをしない高校生はバカ以下(だとオレは思うよ)なのだからして、彼らのバカは許すことにする。
 許せないのは、高校生のバカを問題視した高野連だ。もちろん辞退した学校もバカだし、それをまた無批判に報道して何の論評もくださずにいるメディアもバカだ。
 連帯責任は無責任ということがまだわからないんだろうか。
 こういう前例が今後も生き残って行くのだとすると、「出場権を得るためにライバル校の野球部員に喧嘩を売りに行く」みたいなことは、応援部の戦略としてはアリになるぞ。
 案外、新興の田舎私立ならこれぐらいのことはやってるんじゃないか?


3月9日 木曜日 晴れ
 中日ドラゴンズのソン・ドンヨル投手が引退試合に登板。
 もう少し盛大に報道してもいいんじゃないのかと思うのだが、スポーツ新聞は相変わらずジャイアンツ一色。
 まあ、そういう新聞があってもかまわない。実際、ジャイアンツ関連のヒマネタの方が偉大なピッチャーの引退記事よりは注目度が高いんだろうから。でも、それにしても全紙横並びでなくてもよさそうなものじゃないか。
 ソン・ドンヨルは、日本に来た時期が悪かった。結果として大魔神佐々木の影にかくれた格好になってしまった。
 でも、全盛期はもっとすごかった。いつだったかの日韓野球の時は本当にものすごいピッチャーだった。日本の主力打者が軒並み手も足も出なかった。タマの速さもさることながら、低めに決まるコントロールが絶品で、スライダーの切れもおそろしいほどだった。
 あと二年ぐらい早く日本に来てほしかった。というよりも、もっと早い時期にメジャーに行くべきだったのかもしれない。
 本人も日本でのマウンドはどこか不本意だったのか、いつもつまらなそうな顔をしていた。
 たぶん彼自身は、本当の絶頂期にもっとデカい舞台で勝負してみたかったはずだ。
 名声やカネよりも、アスリートの本能として、より強い敵に対する渇仰があったと思う。
 ん? 渇仰?
 意味がわかりませんか?  いや、ごもっとも。あんまり一般になじみのない言葉を使うものじゃないですよね。
 本を読み始めたごく初期に三島にハマった男である私には、どうやらこの種の呪詛であるとか渇仰であるとかいった大仰で古臭い難読漢字含みの激越な感情語に対する偏愛がある。
 つまり、画数の多い漢字が並んでいるだけで詩的だと思いこんでしまうわけですね。
 自分ながら悪趣味だとは思うのだが、いかんせん悪趣味は本人の努力で克服できるものではない。
 変態性欲も。  たぶん。


3月10日 金曜日 晴れ
 午前11時。打ち合わせ。
 思案に暮れる。
 考え過ぎるのは良くない。
 といって、考え過ぎないためにはどうすれば良いのか。
 もちろん、寝れば良いわけだが、それを言っちゃおしまい。
 で、パスの出しどころに窮した2流のフットボーラーみたいなぐあいに、奇妙な方向にドリブルをはじめた私は、長大なテキストファイルをタイプし、そしてデリートした。
 いや。
 ムダではないのだ。
 書いて消すのは、書かないよりはずっと生産的なのだ。
 と、そうとでも考えないとモノ書きなんかできません。


 3月7日の当欄の記述(ビックカメラの店員態度の悪さ)に、いくつか反応があった。
 やはり、あそこの店員に不快な思いをさせられた人間は私一人ではなかったようだ。
 面白かったのは、薬屋さんでアルバイトをしているという薬剤師さんから来たメール。
 客のバカさについて色々と愚痴っておいででした。
 以下、勝手に引用します。すんません。
「このローヤルゼリーとこっちのローヤルゼリー、どちらが疲れが取れるんだ?」
「わかりません」
「あなた、薬剤師のくせにわからないのか?」

(解説)
 健康食品はほとんど全てインチキです。害はないので、食べたい人は食べればい
いと思います。しかし、「どれが効くか?」と言われても、困ります。

「チタンテープとかいうの、ない?」
「どういうものか知りませんが、店にはありません。申し訳ない」
「テレビで効くって言ってたわよ。あなた、テレビ見てないの?」
(解説)
 この人はみのもんたの「おもいっきりテレビ」をうのみにしているのです。あの
番組は、ほとんど全部ウソです。それはいいのですが、自分の見ている番組を、
他人も同時に見ていると固く信じ込んでいるお客さんがいらっしゃって、大変、
困ります。
 私もデパートの乾物売り場(タラコとか干物とかを売っている地下の食品売り場)でひと月ばかりアルバイトをやったことがあるが、確かに、店員をしばらくやっていると、客のバカさ(ワンパターンだからね。客っていう人たちは)に疲れを感じてくるものだ。
「これ、新鮮?」
「これ、おいしいの?」
 みたいなことを正面から尋ねてくるおばさんが多いのにはちょっと閉口した。
「うーん、あんまり新鮮じゃないっス」
 なんて答える店員がいるとでも思っていたのだろうか。
 もちろん、私は
「そりゃあもう新鮮です」
 と、必ずそう断言していたが、そのセリフを言うたびにちょっと心が痛んだ。
 ま、バイトの限界ってヤツだ。
 とはいえ、おばさんたちとて、マジに新鮮さを問うていたわけでもないのだ。
 彼女たちは、たぶん、「金を出して何かを買う以上、店員と何らかのコミュニケーションをとらないと損だ」ぐらいに考えて、ふと思いついたセリフを口に出していただけで、また、そうすることによって安心感を得ようとしていたのだ。
 あるいは、彼女たちは
「店のお兄さんが絶対お勧めって言ってたんだから」
 とか、そういうふうなプレミアつきで商品を買いたいと願っていたのだと思う。
 とすれば、どうってこともない商品を「絶対にお得ですよ」と言ってすすめるのは、至極良心的なサービスの一種なのかもしれない。
 似合いもしないワンピースだって
「すごくお似合いですよ」
 というマヌカンの保証つきなら、多少は自信を持って着られるわけで、でもって、自信を持って着れば似合うのかもしれないし。
 似合わないものは似合わないって?
 うん。
 そうかもしれない。
 でも、似合わなくても良いのだよ。
 ファッションなんてものは、他人の目にどう映っていようが、自分で似合うと思いこんでいられれば8割は成功なんだから。
 干物でも同じです。
 店員の兄ちゃんが
「そりゃあもう新鮮です」
 と断言してくれれば、マズい干物もおいしく召し上がれるんですね。
 どうせはなっから味なんかわかっちゃいないわけだし。


3月11日 土曜日 曇り
 Jリーグ開幕。
 日曜日はめちゃめちゃに働くことにしよう。
 気もそぞろで原稿を書くのは原稿に対して失礼だし、サッカーに対して失礼でもある。
 
ball20.gif浦和VS水戸
 テレビ埼玉にて観戦。こっちを録画にまわしてBSの清水VSセレッソ大阪を観戦するつもりだったのだが、結局録画しつつ最後まで観てしまった。

ball20.gif横浜VSFC東京
 BS1でヴェルディVSガンバ戦を録画しつつ、TBSにてテレビ観戦。
 いきなりのCM。
 放送開始は19時6分。CM乞食だな。
 で、放送の明けは、「現金200万円クイズ」(2002年WC決勝まであと何日でしょうか だとさ)だかの告知。顔にペイントをした(今時、そういうことやるからサッカーが誤解されるんだよ。そういうことがわかってねえのかなあ)腐れタレント(恵ナニガシとTBSの女子アナ?)がはしゃいでいる。浮いている。で、放送中のクイズの問題は
「次のCMまでに何点はいるでしょうか?(10万円)」
 ということだが、おい、またプレイ中にCM入れるつもりなのか?
 仕掛けがあればCM入りが許されると思ってるのか?
 やめてくれよ、こういうバラエティーじみた盛り上げは。普通にサッカーを流せばいいじゃないか。
 というわけで、夜の「スーパーサッカー」は観なかった。
 ここまでサッカーを侮辱した中継をやられちゃね。