1月16日 日曜日 晴れ
 TV収録。
 CATVの地味な討論番組。
 収録は、科学技術館の中にあるスタジオで行われた。
 2時間の番組(ノーカットでそのまま2時間放映するようです)を2本(y2k問題およびパソコン一般)録って、8時過ぎに散開。
 帰り道は、九段下まで歩いたが、科学技術館の周辺は街灯も何もないためか、ひどく暗い。
 案外、東京で一番深い闇は皇居にあるのかもしれない。
 そういう意味では、星が一番きれいに見えるポイントも皇居なのだろう。
「雅子、見てごらん。ほら、星空がきれいだよ」
「ええ」
「どうしたんだい。浮かない顔をして」
「ううん、何でもないの」
「ほしいものがあるのなら言ってごらん」
「……お星様」
「…………」
「いいの。言ってみただけだから……」
「いや、侍従にきいてみよう。あるいは、星屑ぐらいなら……」
「ううん、いいのよ。私には星の王子様がいらっしゃるから」
「……わたしは……星屑だよ」
「……いいえ、わたくしこそ、月の……」
 以下略


1月17日 月曜日 雪のち雨のち曇り
 ナカタのローマデビュー戦およびナナミの出場試合、さらにジョーのリーガ・エスパニョーラにおけるデビュー戦を複合視聴。城は十分足らずの出場だったが、そこそこに機能していた。っていうか、ポストで受けておいて反転してスルーパスを出すプレーなどは立派なものだった。
 私はこの選手の能力を見誤っていたのかもしれない。
 しゃべり方がバカそうだということだけで人間を判断してはいけないということだな。
 ともかく、城君は、ポストとしては十分に使えそうだ。
 マリノスでもそうだったが、ポストプレー、裏に抜け出すタイミングとスピード、競り合いの際の身体の使い方のうまさではやはり第一人者ということなのであろう。
 城よ。
 すまない。
 私は君を、過小評価していたようだ。
 フランスでからっきしだったのは、あるいはオカちゃんの使い方に問題があったということなのかもしれない。
 フォワードにあそこまでチェイシングを要求してはいけない。
 守備を要求され過ぎたことが、肉体的な面のみならず、メンタリティーの上で、FWに不可欠な積極性を奪っていたのかもしれない。

 いいや。
 こんなふうに素人の分際でサッカーについて技術的な批評を展開することそのもの噴飯ものなのだ。
 だって、オレ自身はトラップひとつ満足にできやしないんだから。
 じっさい、オレだって、そこいらへんのド素人に批評されたらムッとするだろうしなあ。
「オダジマは接続詞の使い方が……」
「論理展開のくどさがなくなればあるいは一軍クラスへの道も……」
「そもそも文章に対する真摯な姿勢が欠けている点でプロとしては……」
「怠けてるからね、あいつは」
「まあ、あの独善が持ち味と言えば持ち味なんだけど……」
 うるせえ。
 そんなことはオレが一番わかってるんだよ。
 

1月18日 火曜日 晴れ
 オウム真理教が「アレフ」に改称。
「アレフ」
「アイフル」+「レイク」+「ライフ」?
 サラ金みたいだ。
 いっそサラ金でもやったらどうだろう。
 取り立て能力はありそうだし、担保の無いヤツは身柄ごと押さえて信者にしちまえば良いわけだから案外うまく行くんじゃないか? おカミも税金さえ取れれば文句ないんだろうし。
「申し訳ありません。どうしても期限までに返せません」
「いや、方法はある」
「ど、どうやって返せばいいんですか?」
「オウム返し」
「……は?」
「修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ修行するぞ…………」
 以下略


1月19日 水曜日 雨
 雨。
 巣鴨回避。
 現実逃避。


1月20日 木曜日 雨
 ナカータがベルマーレ湘南の個人スポンサーに。
 偉い。
 それ以上に、この男は本当にアタマが切れる。
 ともかく、nakata.netの行く末を見守ることにしよう。
 案外、オレのようなモノ書きの未来は、nakata.netみたいなものの先にあるのかもしれないわけだし。
 って、これは現実逃避だろうか?
 

1月21日 金曜日 晴れ
 原稿。
 前園ベルマーレに移籍。
 鹿島にベベット入団の噂。
 本当だとしたら、これは凄いことだぞ。


1月22日 土曜日 晴れ
 寒い。
 ユースサッカー。1ー4でイタリアに惨敗。
 寒い。