7月11日 日曜日 雨
降ったりやんだり。
昼寝に失敗。
耳栓とアイマスクを買った。
かたつむりの殻があれば万全だった。
が、手に入らない以上、オレはナメクジみたいに裸だ。
ソルティー・スライム。
7月12日 月曜日 雨
コパアメリカ決勝リーグは録画しているものの、見る気がしない。
長い昼寝。
電話が何件かはいる。
千年でも眠れそうだ。
訃報。
数年前にちょっと仕事で一緒になったことがあるH氏が亡くなったという。
37歳だったそうだ。
死因については聞いていない。
ネットで検索をかけてみると、追悼の掲示板ができていた。
そこでも死因については触れられていない。
合掌。
7月13日 火曜日 雨
墓参。
午後から土砂降り。
好きにしたらいい。
いまさら雨が降ったぐらいのことでオレは参らない。
それぐらいのことが、まだわからないのか?
7月14日 水曜日 雨
昨晩以来、東京には300ミリ近い雨が降ったらしい。
なるほど。
先日テレビでラスベガスの洪水を報じていたが、たしか雨量は100ミリ程度だった。
やっぱり元々が砂漠だから雨に弱いということなのだろう。
それにしても、テレビは、どうしてこうもアメリカのローカルネタを報じることに熱心なのだろう。
ウィスコンシンに竜巻が発生して魚が空から降ってきたとか、大リーグオールスターのホームラン競争だとか――考えてみればチンケなニュースじゃないか。まるで昼のNHKニュースの関東ローカルのヒマネタだぞ(水戸の偕楽園では夏休みにそなえて……みたいな)。
単にアメリカのネットワークと契約していてタダでニュースが配信されるから、流さなきゃ損だとか、そういう判断なのか?
それとも、ミネソタの小学校でウシがあばれたぞレベルの話題にニュースバリューがあると本気で考えているのか?
野球がいけないのだ。
あのスポーツを追いかけている限り、その人間はアメリカンスタンダードをそのまま国際感覚として受け入れざるを得なくなる。
民放の中に1局ぐらいサッカーをメインにした局があっても良いはずだ。
そこでは、南米とヨーロッパがスタンダードになる。
素敵じゃないか。
アスンシオンの幼稚園でイグアナの親子が大人気だとかいったニュースを流して、筑紫さんに論評してもらうのだ。
夕刻、昨晩脱稿したB誌の原稿(広末ネタ:学歴些少の利用子:マジでポイする5秒前)について書き直しを要求される。
なんでも編集部ではオッケーだったのだそうだが、営業サイドからクレームがついたという。
なんでもほかの雑誌(特に名は秘す)が密接な関係にあるとかで、ヒロスエについてはあんまり……ってことらしい。
なるほど。
ヒロスエはS英社ではアンタッチャブルなんだ。
よろしい。
よーくわかった
ヒロスエよ。
覚悟しておくがいい。
ポスト・サッチーはおまえだぞ。
7月15日 木曜日 曇り時々雨
早起きして原稿。
イラストも多少書き直さねばならなかった。
ヒロスエについては書き直しようがない(だって、ヘタに手加減した書き方をすると愛憎相半ばするファンの愚痴みたいなことになっちゃうし、ファンだなんて思われたら心外だからね。それになにより及び腰の批判ほどみっともないものもないじゃないか)ので、全面改稿して別のネタについて書いた。
いきおいでG誌の原稿もアップ。
オレはアタマに来ると勤勉になるようだ。
7月16日 金曜日 晴れ
読者の方からメールで、このページがYAHOOの掲示板(広末涼子のところ)で紹介されていることを知った。
見に行ってみると、おお、ツリーが立っている。
たぶん、私のような立場の者(具体的に言えば「ワセダ出身のオヤジ」ということ)の広末批判は、アンチ広末の若い人たちにとって、稀少価値を持っているのだと思う。
というのは、非ワセダの者が広末批判をすると「ワセダに行けなかった者のひがみ」という低劣な反論が返ってくるし、女性が広末批判をすると「ブスのひがみ」みたいなことを言われるからだ。
これとは別に、若い男が広末批判をすると「モテないやつのひがみ」式の決め付けが待っている。
いずれも批判に対する反論としては、まったく正当性を欠いたものだが、それでもその種の「それはキミのひがみだよ」式の論法には、有効な対抗手段がみつけにくかったりする。
「オレはひがんでなんかいないぞ」
とわめけばわめくほど、テキの思うツボにはまるわけだからね。
ってなわけで、ワセダ出身であり、女性でもなく、いまさら女にモテたいと思うような年齢でもなければ、ヒロスエに興味を感じるお年頃でもない私のような男の発言が貴重になるってわけだ。
私見を述べれば
「それはキミのひがみだよ」
みたいな言い方で他人の嫉妬心を指摘する人間が、実は一番ひがみっぽい人間なのだと私は思う
ん? オレはいま他人の嫉妬心を指摘しているんだろうか?
夕刻、日本エッセイスト・クラブ編 '99ベストエッセイ集「木炭日和」(文藝春秋社刊・1429円+税)が届く。
本書には私が「諸君!」の11月号に書いたイグアナの原稿が収録されている。
選ばれているメンバーに老大家の先先生が多かったりして、選考に政治的な匂いを感じないでもないが、ともかくめでたい。
なにより、親戚筋へのアリバイになる。
問題は、どうやってさりげなく自慢するかだ。
いや、やはり自慢は自慢たらしく実行すべきものであろうか。と、さりげなくHPで自慢(^o^) しかも顔文字つき。
7月17日 土曜日 晴れ
暑い。
川口まで買い物に行った。
問題は、何がほしいのかではない。
何が必要かでもない。
市場における唯一の有効な設問は、何が買えるか、ということだ。
で、解答は?
うーん。
おそらく、何をあきらめ、どうやってそのことを納得するかだ。
私は納得しなければならない。
自分がコールマンの諸製品に値しないということを。
また、自分がナイキのスポーツサンダルにさえふさわしからぬ男であるかもしれないことを。
いずれにしろ、資本主義社会に生きる者は、商品を検分する前に、まず自分自身の値段を確認しなければならない。
私は高級だろうか?
私は必要だろうか?
私は流通可能だろうか?
私は無効だろうか?
主よ私とタイガーウッズに憐れみを与えたまえ