4月14日 日曜日 晴れ
 午後、赤坂ACTシアターにて「NANTA」というパフォーミングアートを観る。
 面白かった。
 でも、私は不機嫌だった。だから何なんだよ、と、そう言ってやりたい気分だった。
 理由は、まあ、当の本人は読まないだろうから書くが、このチケットが貰い物だったところにある。
 具体的には「子供の誕生日プレゼント」ということで、一家四人分のチケットが送られてきたわけです。
 帰宅してみると、フェイエノールトVSPSVの試合は前半を終えている。BSテレ朝の番組表を見て、10時半キックオフだと思い込んでいた私が悪いといえばその通りなのだが(なぜか、こんな大事な試合をテレ朝は、一時間遅れの変則録画中継で放映していたのであった)、それにしても……ああああ。しかも負け。
 ああ。
 気を取り直して録画予約しておいた仙台VS浦和を再生してみると、延長の分が録画できていない。延長前半4分のところでテープ切れ。あああ、福田のVゴールが……
 ちくしょう。
 プレゼントを寄越したがる人間(←オレは何度も丁重にお断りしてるんだぞ。「そういうことは苦手ですから」って。それなのに「いいえ、こちらの勝手ですることですからお気になさらず」とか言って、誕生日やクリスマスには必ず何かを贈って来る。たのむからやめてほしい)って、どうして教育的なんだろう。
 いや、当人にはそんなつもりは無いのかもしれないが、受け取る側としては、どうしても圧力を感じるのだ。
 たとえば、セーターを贈られたとする。と、私は
「あなたはこういうものを着るべきだ」
 と言われたみたいな気持ちになる。そういうのは気持ちが悪い。モノがモノだと、「あなたはこういうふうに生きるべきだ」にさえ聞こえる。耐えられない。お願いだからおれの人生に干渉しないでくれ。
 どんなに似合う服でも、どんなに自分が好きなタイプの服でも、人から貰うのはイヤだ。
 だってそうだろ?
 たとえばの話、オレが買いそうな服というのは、どうせ地味目の馬券買いのオヤジが着てそうなジャンパーとかなわけだ。だけど、仮にそういうジャンパーを他人から貰ったら、やっぱりオレとしては気分悪いぞ。
「おいおい、オレを馬券買いのオヤジか何かだと思ってるのか」
 って、オレは必ずそう思うぞ。今着て歩いてるみたいな革ジャンなんか贈られたヒにゃ。
 かといって、おシャレなブルゾンなんかもそれはそれで困る。
 そんなもの恥ずかしくて着られやしないわけだし。
 もしどうしてもなにかを寄越したいというのなら、現金だな。
「これで何か着るものでも買ってください」
 ってやつだ。
 で、オレはその金で、馬券買いのオヤジが着そうなジャンパーを買う。
 そういうことだよ。
 ついでに、もうひとつ。
「どう? あたしって、気がきいてるでしょ?」
 に対する答えはこうだ。
「うん、確かに気がきいてる。でも、自分が気のきいた人間であることをアピールするのは下品だよ」
 ……言い過ぎかな。
 うん、言いすぎだな。
 言い直そう。
 偏屈な人間に対する最高の気配りは無視である。
 どう?
 納得してくれた?


4月15日 月曜日 晴れ
 とても暑い。
 午後、母親を王子まで送迎。
 待っている間に、母親はエレベーターの出口で転倒。
「指が折れたらしい」
 と言うので、病院に直行。でも、午後6時を回っているので、ふつうの病院は診療時間が終わっているかも。

 なんだかなあ。


4月16日 火曜日 くもり
 巣鴨に出動。
 夜、京王プラザにて、Y崎氏と対談。
 5年ぶりに会った私に
「ふとりましたね」
 と言わなかったY崎氏は気がきいている。


4月17日 水曜日 くもり
 昨日に引き続き強風。

※日本代表VSコスタリカ
午後7:00よりテレ朝にてTV観戦。
7:20キックオフ。放送開始からキックオフまでの20分間のうちほぼ18分はCMだった。こんな中継ってあるんだな。
スタメンは、鈴木、柳の2トップ。左サイドはサントス。ボランチは戸田&明神。俊輔は先発漏れ。残念。
 以下、観戦中のメモを転記。
0’ん? 松田がアタマ押さえて倒れてるぞ。良かった。無事だ。
2’裏に一本ロングボール。ちょっとあぶない。
3’ナカタコからサントスにロングボール。サントスがDFを倒してファール。残念。
※ コスタリカ、なかなか細かいパス回しうまい。ここまでのところ、プレスがかからない。
8’鈴木→ヤナギ→小笠シュート。ちょっとミートせず。左にはずれる。
9’鈴木が粘って右コーナー、サントスCK。こぼれダマ、小笠原シュート。ふかす。
※ 小笠原、深キョンに似てる。
10’戸田、ロペス倒す。
11’サントス。パス弱い。取られる。
13’フォンセカ(7)速い。
14’ゴメス(10)にロングボール。宮本、マツダで対応。外に出す。
※  なんだか、中盤を支配され気味ですね。
16’この時間帯、日本サイドで攻められる。
18’サントスからヤナギ。惜しい。
22’オガサ、消えてる?
24’オガサout、モリシin
早速、ヤナギにスルー。いいぞ。
…………
 と、ここでメモを取る根気が途絶えた。
 結果は1-1の引き分け。
 盛り上がらない試合だった。
 ってことで、寸評は省略。


4月18日 木曜日 晴れ
 午前中、打ち合わせ。
 午後は原稿。


4月19日 金曜日 晴れ
 昼飯はコージーコーナーで生パスタ。
 モチみたいで不味かった。
「コシと粘りのある独特の食感」と言えば言えるが、私は普通のパスタの方が好きだ。
 午後、巣鴨に出動。 
 
※ドジャース石井一久、三連勝。
 ちょっと前にどこだかの新聞に載っていた石井のコメントが面白かった。
「こっち(アメリカ)のキャッチャーは良い音で捕ってくれないんで、はじめのうちは、タマが行ってないんだと思ってちょっとリキんでしまった」
 なるほど。味わい深い話だ。
 ピンと来ない人のために説明する。
 巨人にいた山倉が引退後に書いた本に以下のようなことが書いてあった。
 ひどい話だ。
 山倉の本は、こんな話ばかりだった。
 ノムさんの本も同様。
 ってなところだ。
 で、山倉クンは、自分の左手の指の何本かが無感覚になっていることを自慢げに書いていたりする。
 陰々滅々。
 演歌みたいだ。

 では、アメリカのキャッチャーは、ブルースなのかというと、どうやらそんなこともない。
 自分の手を痛めてまで捕球音を演出するようなナンセンスなマネは彼らはしない。
 そう、ナンセンスだ。
 事実、石井も、「捕球音が死んでいる」ことについて、「最初はとまどった」が、「じきに慣れた」と言っている。
 つまり、「捕球音で球威を判断する」なんていう習慣は、日本のキャッチャーの過剰サービスもしくはピッチャーの怠慢に過ぎないわけで、投手というのは、音が無ければ無いでほかならぬ自分の球威の判断ぐらいはできるものなのだ。
「ナニを言うておるんや、ド素人が」
 あ、ノムさん。
「何でもアメリカのマネをすれば良いっちゅうもんじゃない。少なくともキャッチャーの捕球技術に関しては日本の方がレベルが高いっちゅうことや。それだけの話やないか」
 でも、たかだか捕球音のために左手がシビれてたんじゃ、たとえばバッティングに差し支えるでしょうが。
「ええか? 捕手の本当の仕事は、投手を勇気付けることや。おだてておだてて、天狗にさせることや。なぜかって? 本当に勢いのあるタマは、天狗にしか投げられんからや。そのためには手が痛かろうが、バッティングに悪影響が出ようが関係ない」
 うーん。なんか、マゾみたいですよ。
「アホ。たとえばの話、死んだ音でタマを捕ることで、チームの正捕手が年間に何本余計にヒットを打てると思う? せいぜい5本や。百歩譲って20本打てたとする。で、その正捕手の20本のヒットはチームにいくつの勝ち星をもたらすと思う? ゼロや。ゼロ。打点にして5かそこいら。そんなもんは、チーム打点からしたらゴミみたいなもんや」
 そんなもんでしょうか?
「そうや。それに比べてチームの正捕手が一シーズン良い音で捕球し続ければ、何人のピッチャーが気分良く投げられると思う? バカにならんで。ワシの試算では、年間のトータルで勝ち星の5つや6つは違う。としたら、どっちがチームのためになると思う? 捕手がエゴイストになることと、捕手がマゾヒストになることで、や。どや?」
 なるほど。謎が解けました。
「わかってくれたか。うむ」
 サッチーがあそこまで増長したのは、あなたのせいだったのですね。
 


4月20日 土曜日 晴れ
 早朝3時より、BS朝日にてオランダリーグ観戦。
ball20.gifフォルトナ・シッタルトVSフェイエノールト
 最下位相手の試合。絶対に勝たねばならない。
 が、キャプテンのボスフェルトがイエロー累積で出場停止。苦しい。
 寸評。

 試合が終了してみると午前5時。
 ここから寝ると一日がなしくずしになる。
 まあ、起きてたからってどうってこともないわけだし、寝よう。



 昼前にいったん起床。
 メモの書き起こし(2月分のメモをHTMLに変換)作業に従事。
 今後、たまっているイラストとかも徐々にアップして行く所存です。よろしく。02/04/20 14:17


 更新作業を中断して、サッカー観戦。
 仕事か?
 オレの仕事はサッカー観戦なのか?

ball20.gif札幌vs鹿島
 前半はフル観戦。後半(3時)からは、磐田vsマリノスとザッピングしながら。
 中田コがなかなか良かった。
 鈴木もこのあたりの相手だと無敵。
 シュートの精度はともかく。

ball20.gif磐田vsマリノス
 結局、半分も見なかった。後半(4時)からは、BS-iで、ヴェルディvsレッズ戦がはじまったため。

ball20.gifヴェルディvsレッズ
 BS-iは、局名こそイモだが(ええ、「TBS-BS」「BS-TBS」と言った時の響きの間抜けさを気にしたんですよね。事情はわかります。でも、こういう時代に恥ずかしげもなく小文字のiを使ってくるセンスははっきり言って豚六です。いや、iMacのiをパクったわけではなくて、単にTBSのCIのマーク意識しただけなのでしょう。それもわかります。でも、あのCI自体が不愉快なことはどうしようもありません。メディアの人間の自我肥大が剥き出しです。ついでに申し上げれば、例の「T豚S」の局CMも自虐がギャグになってません。ご本人は斜にかまえてみせたつもりなのかもしれませんが、あたしには「豚の居直り」にしか見えません)カメラワークは秀逸だった。実況、解説もおおむね良好。やればできるんじゃないか。どうしてこれを地上波でやらないのか。舞台がデカくなるほど出来が悪くなる芸人みたいだぞ。
 っていうか、地上波の放送を腐らせているのは、現場の人間ではなくて、編成の上の方の連中なのだな。たぶん。
 試合は、レベルが低かった。
 磐田vsマリノス戦と比べると雲泥。
 レッズはついていなかった。
 バー&ポストに当たるシュートが5本もあってはどうにもならない。
 でなくても、レッズは、ラストパスの精度があまりにも低かった。
 路木のラストパスが特にひどかった。
 それでも、ヴェルディのクソサッカーよりはずっと良かったんだけどなあ。
 エメルソンの1点も、個人技頼りと言ってしまえばその通りではあるけど、それでもあの突破の素晴らしさは、ワールドクラスだった。
 
 でも、負けは負けだ。
 Vゴールが決まった瞬間は、しばらく動けなかった。
 夕食も、味がしなかった。
 長い中断期間を、この気分を引きずって過ごすのはやりきれない。
 でも、考えようによっては、建て直しのためには、こういう結果で中断しておいた方が良いのかもしれない。
 ……って、良いわけないよな。

 寝よう。