4月7日 日曜日 くもり
 昨日に引き続きサッカー三昧
※フェイエノールト VS NAC
だめ。0-0の引き分け。フェイエは連戦の影響が出ている。
※浦和vs広島
 4-1で快勝とのこと。
 でも、テレビ放送がない。
 悲しい。
 スーパーサッカーも無い。
 土日開催は失敗だと思う。
 TBSに放映権を売ったことについては、むしろ「自滅」という言葉を使いたい。 
 俊輔はVゴールを記録したようだ。
 うーむ。


4月8日 月曜日 くもり
 入学式。
 出席はせず。
 式と名の付くものは、一切ご遠慮申し上げたい。
 まあ、身内の葬式だけはいかんともしがたいが。

 報告を聞いてみると、両親ともに出席した人々が多数派だったようだとのこと。
 ふむ。
 ってことは、パパは会社を休んだのか? 
 それともリストラ組だということか? プーか?
 ヒマなオレでさえ参列を回避したというのに、鹿爪顔のお父さんたちはいったいどんな理由があって入学式みたいな退屈極まりない儀式に顔を出すんだろう。
 うーむ。
 どの理由も、ピンと来ないな。
 サラリーマンさんをやっていると、こういうことで会社を休んだりしないとリフレッシュできないのかも。
 いや、いまどき子供の入学式なんかを理由に会社を休んだりしたら、それこそ一発でリストラ組かもしれない。
 いずれにしても、儀式が好きだったりする人間は出世しない。
 でなくても、儀式好きの人間が出世するような会社は、じきにツブれる。
 そうであってほしい。

4月9日 火曜日 雨
 なまあたたかい雨。
 なんだか気合がはいらない。
※みずほ銀行、依然トラブル続く
 SEは瀕死だと思う。おそらくここ3ヶ月ぐらいは無休で働いていたに違いない。にもかかわらず、さらにこの先ひと月ぐらいは満足に寝ることもできないわけだ。気の毒だ。銀行屋のせいなのに。
 漏れ聞いたところによれば、今回の事態(4月の合併初日にATMがまともに機能しないであろうこと)は、旧富士銀行および旧第一勧銀関係者の間ではずいぶん前から当然のように予想されていたんだそうだ。
 どうして誰も止めなかったんだろう。
 たとえば、トップの誰かが合併初日をゴールデンウィーク明けに延期する決断をつけられなかったのだろうか。
 誰もが手をこまねいていたということなのか? 

 とにかく、誰も猫の首に鈴をつけに行かなかった。
 だから、こんなことになった。
 5日の会見では、「今後、障害やミスは発生しない」なんて言っていたが、あの会見も、要するに状況を糊塗しているに過ぎなかったわけだ。
 結局、みずほには当事者は一人もいなかった。全員が傍観者。っていうか、実るほど頭を垂れて知らん顔をしていたトップの責任は重いぞ。
「うーん、どうやらあの川っぷちの家は、このままだと洪水に呑まれるぞ」
「うん。呑まれるな」
「……あ、呑まれた」
「あーあ、やっぱり呑まれたか」
 誰も知らせない。
 誰も助けに行かない。
 しかも、自分の背後に洪水が迫っていることにも気づいていない。
 

4月10日 水曜日 くもり
※パレスチナで自爆テロ続く
 なるほど。
 では、イスラエル側の攻撃は「他爆テロ」だろうか。
 冗談はともかく、自爆テロのやっかいさは、犯人を裁けないところにある。
「自爆テロを決行した犯人は死刑」
 といくら声を大にして言ってみたところで無意味なわけだし。
 かといって、近代国家を標榜する以上、昔の中国みたいに「罪九族に及ぶ」てなことで、親戚一同皆殺しを敢行するわけにもいかない。
 そこで、ブッシュの論法が出てくる。
「これは戦争なのだ」
 ひどい解釈ではある。
 っていうか、「これは戦争です」と宣言したとたんに、大量殺戮が正当化されてしまうこの論法は、ある意味死刑以上に不条理だ。
 では、テロにはどう立ち向かうべきなのか?
「まあ、野良犬に噛まれたと思って」
 っていうのはダメか?
 ……ダメ?
 じゃあ、勝手にするんだね。
 野犬駆除ミサイルとか。
 少なくとも景気浮揚にはなるだろう。
 

4月11日 木曜日 くもり
※ベッカム負傷
 ひどい。
 サン紙のWEBで動画を見たが、あの殺人タックルは一種のテロと言ってよろしいかと思う。
 ブッシュならブエノスアイレスを焼け野原にするところだ。
 コメントもちょっとひどい。
「サッカーではよくあること。謝罪するつもりはない。ベッカムの早い回復を祈っている」
 とかなんとか。
 まあ、謝罪したらしたで
「非を認めたってことは、故意のファールだったことを認めるということだな」
 みたいな言い方をされるのではあろうが。
 それにしてもひどい。
 イングランドにとってのデビッドベッカムは、何にも換えがたい真に貴重な宝物だ。アメリカにとっての貿易センタービルなんかとは比べ物にならない。
   

4月12日 金曜日 雨のち曇り
 午後、町屋で取材。カバンの工場。
 バッグの世界がすっかり様変わりしていることにちょっと驚く。
 なんでも、国産メーカーは中国製の爆安モノと欧米の高級ブランドの挟み撃ちにあって、どこも苦戦しているのだそうだ。
 で、彼らはアウトドア発の機能性を取り入れた特徴ある商品の開発に邁進している。
 うむ。
 何であれ、モノを作っている人たちの姿には、プロジェクトXのナレーションがかぶって見える。
 がんばってほしい。
 帰途、尾久の公園を散策。旭電化の跡地らしい。湿地と野原をそのままに残したなかなか素敵な空間だった。
 午後4時過ぎ。B社にて打ち合わせ。
 アルゼンチン関連の原稿を依頼される。
 うーむ。
 ベッカムよ。
 私はどうしたら良いのだろう。


4月13日 土曜日 晴れ
 午後まで爆睡。
※ゴジラ松井、FA権を取得。
「巨人残留かどうかはいまのところ白紙」とのこと。
 松井よ。
 君の空は、アメリカに続いている。
 誰の空だって同じだ。
 空はいつでも、夢見る者の頭上に広がっている。
 松井よ。
 夢を忘れていないか?
 たまにはドームの外に出て、ナマの空を見上げてみろよ。
 どうして雲は流れると思う?
 風が吹くから?
 違うよ。
 目指す場所があるからさ。

 オレは覚えている。
 君の先輩の星飛雄馬も、野球の道に迷った時、雲に向かって問いかけていた。
「おーい、雲、どこへ行くんだあ」
 とかさ。
 でも、雲は返事をしなかった。
 当然だよな。
 迷っている人間に答えを提示したって無意味だからね。
 松井よ。
 東京ドームの天井の下に何がある?
 天下?
 冗談じゃない。
 誰かの天井は誰かの床だ。
 ポールサイモンがそう言っている。
 どういう意味かわかるか?
 つまり、君の天井は、ナベツネの床なのだ。
 ってことは、東京ドームはナベツネの地下室で、キミは地下野球のチャピオンだ。
 なあ、目を覚ませよ。
 東京ドームは、あの爺さんが作った野球小屋だ。
 そこであいつはビニール袋入りの野球を生産して、それをネタに新聞を売っている。
 どうしてドームに天井があるのかって?
 野球を窒息させるために決まってるじゃないか。
 それから、君を閉じ込めるためだ。
 いいかい? 松井ヒデキに空を見せないために、あいつは天井を張ったんだ。
 そんなところで本塁打製作業務に従事して、何か良いことがあると思うか?
 打撃農奴だぞ。このままじゃ。

 恋人と別れるためには50の方法がある。これもポールサイモンの歌にある言葉だ。
 わかるか?
 君が巨人を出るための理由は、50どころじゃないぞ。
 もっとたくさん、たぶん856個ぐらいある。
 松井よ。
 まっとうな人間になるためには、好青年であることをあきらめねばならない場合がある。
 これはオレの言葉だ。
 キミに贈るよ。
 贈る言葉。
 これは武田テツヤの歌だ。
 話がばらけてきた。
 そろそろ終わりにするよ。
 最後に一言。
 低めのフォークボールと高めの契約金には手を出すなよ。
 頼んだぞ。