2月24日 日曜日 晴れ
 実家の水槽が寂しいということなので、適当な魚を購入すべく町屋のペットショップに向かう。
 途中、道を間違える。
 道路標識を鵜呑みにしたのがいけなかった。あやふやでも記憶に頼った方がましだった。
 それにしても日本の交通標識というのはどうしてこうもいいかげんなのだろうか。

 カージナルテトラ(ネオンテトラの変種? 腹の部分の赤味がちょっとキツい)小サイズ50匹=3000円を購入。
 高いのか安いのか。最近の相場を知らないので、判断がつかない。
 ともあれ、熱帯魚について経験から言えることは、「値段の高い魚ほどあっさり死ぬ」ということだ。
 ひどい話だと思う。
 承服できない。  ところが
「でも、死にやすいってことは、それだけ育てるのが大変なわけだから、売る方としては高い値段をつけないと合わないんじゃないの?」
 という意見もある。おどろくべきことにこの発言は小学校6年生の口から発せられた。
 なるほど。そういう見方もあったか。パパはバカだった。
 サッカーチームのオーナーに聞かせてあげたい話だ。

 小野君は先日のレンジャーズ戦で脚を痛めたらしい。
 軽傷ということだが、今日のリーグ戦は欠場の見込み。残念。
 ところが、サンスポのwebを見ると「小野、中田戦速報します」と言っている。小野については「スタメン出場が濃厚」とか書いている。おい、本当か? ここの速報予告って、全然アテにならない(これまでに何回時間を間違えたことか)からなあ。
 午後10時半になってテレビをつけてみるとやっぱり出てない。ちぇっ、いいかげんなこと書くなよ。
 まあ、良いか。最近スケジュールがキツ過ぎたわけだし。


2月25日 月曜日 晴れ
 録画しておいた「ザ・ハリケーン」を観る。
 ディランがらみで録画しただけなのだが、なかなか良い映画だった。


2月26日 火曜日 曇り
 仕事に専念。
 まあ、こういう日も無いとね。


2月27日 水曜日 曇り
 時間ができたので、ホームページの更新にとりかかる。
 あちこちに散逸しているメモを拾い集めて日録の形式にまとめる。
 いまさら書き足しても仕方がないので、今回はメモの採録にとどめる。
 これからはこまめに更新しよう。
 ははは。


2月28日 木曜日 雨のちくもり
 ここのところ赤羽駅の改札口付近に、原理が出没している。
 オウム事件以来、目立たなくなったと思っていたのだが、去年あたりからまたぞろ活動を再開したようだ。
 今日も地味なねえちゃんがひっかかっていた。
 地味なねえちゃん。ヒマなおばちゃん。内気なお兄ちゃん。生まれながらに被害者たることを宿命付けられたかわいそうな人たち。
 手口を紹介しておこう。
 私は、以前、研究のために何回かひっかかっておいたのでわりと詳しいのだ。
 
「運勢学を勉強している者ですが、無料ですので手相を拝見させてもらってかまいませんか?」
 というのが第一声。黙って聞いていると
「ほんの5分です。ちょっとだけですので、お願いします。無料ですから」
 とたたみかけてくる。断るのがヘタなお兄さんや、ヒマなおねえさんはついひっかかる。
 次のセリフも定番。手を見ながらおもむろに
「人間関係のことで悩んでいますね?」
 と来る。
「うっそー、当たってるぅー!」
 と思ったあんたは素人。
 考えてみてください。人として生まれ、人間として暮らしている以上、人間関係で悩むのはむしろ当たり前の話ではありませんか。要するにこの断定はほぼ9割の確立で当たるのだよ。
 ここでためしに
「いいえ悩んでません」
 と答えてみよう。テキは
「お仕事か進路のことで悩んでいますね」
 ぐらいのバリエーションを展開してくる。
 これもまあ、当たらない方が不思議。
「すっごく気を使うタイプですね」
 とかも。
 さてしかし、この段階で
「原理に声をかけられる卦が出てませんか?」
 などと反撃を試みるようでは辛抱が足りません。せっかくの人生勉強の機会が失われてしまいます。
 このあたりの問いかけに対しては、ぜひ
「ええ、そうなんです!」
 と、調子を合わせておきましょう。  と、テキは
「実は、私はまだ勉強中の身なので詳しいところまではわからないのです。もし、もう少しお時間がとれるようなら、すぐ近くにちょうど私の先生が来ていますので、いかがですか。ええもちろん無料です」
 と来る。パターンですね。
 
 ここから先は、色々らしい。開運のなんたらとか、多宝塔とか。ま、昔(十数年前にある知り合いが見事にひっかかって、多宝塔やらなんやらで総額1000万近くイカれました)の話だけど。
 私の場合は、マンションの一室に連れて行かれてビデオ(目の座った講師が出てきて進化論を否定してたりするトンデモな講義ビデオでしたよ)を見せていただきました。
 ビデオを観たあとが、大変だった。連中を振り切って帰るのに一苦労でした。とにかく集団で食いついてきてしつこいことこの上ない。最後は怒鳴らなければならなかった。おそらく、連中から見れば、怒鳴ったり殴りかかって来ない人間は十分に好意的な部類なんだろう。

 面白い話をもうひとつ。
 これまた10年ぐらい前の原理君との会話です。
「すみませんが手相を……(以下略)」
「うわぁ、当たってます。すごいすごい」
「実は私はまだ勉強中で……略……ちょうど近くに先生が……」
「それは素晴らしい! でも、今日はどうしても時間がないんで、後日また……。そうだ! こちらから連絡しますので、あなたのお名前と電話番号を教えてくれませんか?」
「……いえ、あの、電話は無いんで……」
「えっ? 電話が無い? じゃあせめて住所を」
「……ええと、あの、住所は……いまちょっと、引越しをしてるところなんで……」
「そうですか。残念だなあ。じゃあ、その先生の連絡先を教えてくださいよ」
「……それが……私は知らないんです。」
「先生のお名前を教えてくれませんか。こちらでなんとか調べて連絡しますから」
「……ええと……ええと……忘れました」
「……(呆然)……」
 はっはっは。いや、あんまり出来すぎた話なんで、ウソだと思う人もいるかもしれない。でも、これは実話です。そうですとも原理君は確かに先生の名前を「忘れた」と、確かにそう申しておりました。言うに事欠いて。
 バカだなあ。
 ところで、上の方で「研究のために何回かひっかかっておいた」と書いたが、そりゃちょっとウソだ。正確に述べるなら、不遇な若者だった当時の私の数少ない趣味のひとつが原理君いじりだったということで、つまり私は遠慮なく罵倒できる相手を常に必要としているタイプの、扱いにくいヤングマンだったのだね。
 スナックで飲んでいる時に原理の珍味売りが現れたりすると私は狂喜したものだ。
「おお、原理の泣き売が来たぜ。こんな珍味はまたとないぞ」
 
 最近は原理君もめっきり声をかけてくれないようになった。
 オレが利口そうに見えるから?
 違う。
 原理はオヤジには興味を持っていないのだ。
 あの組織にとって、オヤジほど不毛な存在は無い。
 疑い深いし、カネは無いし、それに、兵隊として使うにしてもどうにもツブしがきかない。オヤジだけを選択的に殺すような核弾頭があったら連中はテポドンのアタマにくくりつけて飛ばしてくると思うよ。これは断言しても良い(←良くねえよ)。

 午後9時過ぎ、帰宅してマンションの共用入り口の鍵穴(オートロックの玄関を開けるための鍵穴)に鍵を突っ込んで、素早くドアを開けながらエレベーターホールに走りこむ……と、鍵が折れた。
 私は急ぎすぎていた。
 鍵が抜けきらないうちに走ったのがまずかった。
 で、折れた鍵の先端部分は、当然のことながら鍵穴の中に落ちた。
 おい、どうするんだ? このままじゃ誰もこのマンションに入れなくなるぞ。
 幸い、オレの場合は折れた鍵の根元部分を持っているからドアを開けることができる。が、健康な鍵の持ち主であるこのマンションの善良かつ正常な住民は誰一人として出入りができなくなる。
 おい、どうするんだ?

 しばらく周章狼狽した後の行動は以下の通り。
  1. 管理人室の前に書いてある「緊急用連絡先に電話」→「対応できない」と言われる。何のための緊急連絡先なんだ?
  2. クリップを伸ばした針金で、欠片を釣ろうとする→ダメ。手ごたえなし。
  3. 掃除機を使って、鍵の欠片を吸い出そうと試みる→ダメ。反応なし。
  4. そうだ磁石だ!→うーん、鍵はどうやら真鍮製。磁石に付かない。
  5. と、こんなことをしている間にも、続々と住民が出入りする。その度に「えーと、つまり、ははは」と、状況を説明する。ヒゲを剃っておくんだったなあ。
  6. 住民の一人(おばさん)が瞬間接着剤とかでくっつけるわけには行かないの?」と言うので、早速コンビニに行く→やっぱりダメ。
  7. 妻が「ネットで調べた鍵の110番に電話してきた」と言う→最初からそう言ってくれよ。
  8. 15分ほどで鍵屋到着。
  9. 鍵屋、なにやら怪しげな道具箱から泥棒の七つ道具みたいなものを取り出してゴソゴソやりだす→15分ほど取り組むも状況を打開できず。
  10. 鍵屋、ドライバーを持ち出して鍵穴(と電子キー用のキーボード)のまわりの金具を外す。で、フタを取る時には「この電線を切るとエライことになるから」と言いながら、爆発物処理班もしくはスパイ大作戦のバーニーみたいな感じの手つきで慎重に作業を進める。→でもやっぱりダメ。全然カギにカスらない。
  11. 鍵屋、突然思い立ってどこかに消える。で、五分後に戻ってきた時には、なんと「アロンアルファゼリー状瞬間」を持っている。おい!
  12. 鍵屋、接着剤作戦を敢行→4回ほど失敗。5回目に、十分な接着時間(5分ぐらいか)をかけてみるとようやくカギの欠片がついてくる。
  13. 鍵屋、「クレ556はありますか?」と尋ねる。→それぐらいなもんは自分で持ってろよな。でも、自転車用のを貸してやることにする。
  14. 鍵屋、クレ556を健康なカギにまぶして鍵穴をピストンする。「接着剤が残るとやっかいですから」と、プロっぽい解説。なるほど。
 請求は8000円。
 まあ、妥当なところか。
 ところで、鍵屋が「たった1分で解決」したとしたら、この料金は高いと感じたかもしれない。
 今回の場合、あれこれ試行錯誤を繰り返して、小一時間も作業をしたからこっちは納得したが、1分かそこいらの作業で8000円を請求されたら、「おい、これだけで8000円かよ」と思ったかもしれない。
 とすると、あいつがどん臭い失敗を繰り返していたのは、ありゃ演出か?
 しかし、勘違いをしてはいけない。1分で解決する鍵屋の方がウデは良いのである。
 
 ところで、料金は、ホームページによれば、特殊なカギでない限り一律8000円ということで決まっているらしい。
 なるほど。
 あいつは本当にどん臭かったのだな。
 ま、オレの方がひどいわけだが。
 原理に手相を見てもらうべきだったかもしれない。


3月1日 金曜日 晴れ
 巣鴨に出動。
 とても疲れている。
 

3月2日 土曜日
 いよいよJリーグが開幕。
 サッカー三昧。
※鹿島vs東京
 驚いた。
 FC東京のボロ勝ち。スコアは4-2だったが、内容は完璧なFC東京のゲームだった。鹿島は、FC東京が4点取ってにユルんだ後に無意味な得点を重ねただけだった。
 どうしたのだろう。
 ところで、TBSの中継は最悪。
 5分遅れ録画実況という珍妙な形態。なぜだ?
  1. CM中の得点というリスクを回避するため
  2. ハーフタイムが長すぎることを調整するため
  3. 単に時間枠が取れなかった
 ハーフタイムにCMタイムを5分ぐらいに縮小して追いつくのかとおもっていたら、どっこいきちんと10分間CMタイムを取っている。
 でもって、後半のアタマは、なぜか、3分過ぎから始まっている。
 おいおい。
 ってことか?
 本気か?
 カメラワークも最悪。

 スーパーサッカー
 TBSの良心と言えば言える。
 だけど。日本代表を「ブルース」と呼ぶのはやめてほしい。
 今年にはいってから、しきりにブルースを連発するんで、いつやめるんだろうと思っていたのだが、一向に引っ込める気配がない。
 定着しないぞ。
 第一、ブルースってのは英語的には「憂鬱」のことだぞ。
 でなくても、この名称はフランス代表の愛称なんじゃないのか?
 それに、発音だって本当は「ブルーズ」じゃないのか?
 和製英語?
 E電を忘れたのか?