7月8日 日曜日 晴れ
 川口PUNPに出動。
 日曜日ということで、なかなか盛況。客層は二十代から三十代が中心。中高年にもなかなかの登り手(と言うのだろうか)がいて、ちょっと驚く。あんがいこのスポーツ(フリークライミング)は、年齢のハンデとは無縁なのかもしれない。おそらく、肝要なのは筋力、経験、メンタルの落ち着き。それに体重だ。パワーウェイトレシオという言葉を思い出す。

※壁を攀じる人々
pump021.jpg
 無口なクライマーたち。
 会社では孤立しているのだろう、と勝手に推測。
 

7月9日 月曜日 晴れ
 午前中、電気の契約アンペアアップの工事。
 午後はほとんど寝て過ごす。
 疲れがたまっているようだ。
 何もしていないのに。


7月10日 火曜日 晴れ
 朝方までWebページの更新作業。
 午後から巣鴨に出動。
 眠くて死にそう。


7月11日 水曜日 晴れ
 朝起きて、なんということもなくPCを立ち上げる。
 何を思ったのか数ヶ月前に何かのきっかけで落としておいた「Adaware」というソフト(「スパイウェア」と呼ばれる常駐型の広告ソフトやシステムのどこかにもぐりこんでいるダイアルアップ用プログラムを発見・除去するソフトだそうです。説明が英語なのでよくわかりませんが)を実行してみる。
 と、
「おいおい、おまえのシステムにはスパイウェアとおぼしきプログラムが17個もあるぞ」
 というメッセージが出る。げげ。
「一応リストアップしてやるから消したいモノにはチェックを入れろよな@英語」
 うーむ。よくわかんねえけど、疑わしきはアウトだあ。
 ってなわけで、「ヤバいかなあ」と内心思わないでもなかった(特にレジストリのアイコンのヤツは)のだが、起き抜けでもあることだし、ええいと実行。
 こういう無謀な行動に走った背景には、先日「オーディオギャラクシー」というMP3収集のシステムを乗っけて以来、何かとシステムが不安定になって(そのオーディオギャラクシーをインストールする時、ろくにメッセージも読まずに「イエス」を連発していたら、いつのまにか「Gater」だとかいう「タスクトレイに常駐してシェアウエアのお買い得度を監視するプログラム」(←らしい)が乗っかっている。こいつは、いかにもアヤしいので速攻でブートメニューからハズした)きていたということもある。
 ええい。
 なんだかわからないが、スパイらしきヤツは全員処刑だああああ。、
 と、ん? おいおい、ネットにつながらなくなったぞ。


 うーむ。何か大切なモノを捨ててしまったのだろうか。
 「スパイウェア」だなんていうアオリに安易に反応して、私は自分の育てたシステムを切り刻んでしまったのであろうか。
 なんだか側近を信じられなくなった権力者みたいだ。
 田中康夫よ。読んでいるか?
 側近の更迭。
 思い当たることは無いか?
 愛人にしか心を許せなくなってるんだとしたら、あんたはすでにヒットラーだぞ。


 昼過ぎからWindows98のクリーンインストール(c:\Windows以下のディレクトリを削除して、まったくクリーンなところに新たにWin98をインストールする。慣れてるんだよ、この作業は。前のマシンが本格的なタコマシンだったからさ)に挑む。
 ところが
c:\windows\command>
 のプロンプトから、
deltree c:\windows
 を実行すると、それっきり延々数十分間、同じ画面。しかもハードディスクのアクセスランプは点灯しっぱなし。

 ああああああ。

 以後、いろいろとありまして(c:\Windows.000へのインストール。c:\windowsの削除。その後改めてc:\Windows.000以下ををdeltreeコマンドで削除...と書くと簡単ですが、この間にも途中で止まったり、変なメッセージが出たり……ああああ)最終的にようやく現状復帰。

 各種ドライバの再インストール。
 ところが、ネットワークの設定のところでどうしても「応答無し」になってしまう。

 この後、いろいろあって(もう覚えてないよ。いろいろありすぎて)、最終的についに7月12日の朝に一応の安定を見て現在に至っているわけです。つまり、丸々24時間、私はこのマシンのインストールをやっておったわけです。
 一応動いてはいるものの、このマシンは、もう信用できない。
 だって、昨晩の11時ごろの段階でも、一時的には、すっきり問題解決していた瞬間があったのだから。
 それが、なんということもなく、何のきっかけも無いのに、いきなり完全崩壊(再起動の途中で「例外0Eが……」式のエラーが頻発して、SAFEモードですら立たなくなって、結局起動ディスクから再々インストールをせざるを得なくなった)したわけですから。

 結局、何がいけなかったのかは、わからない。
 どうして機嫌が直っているのかもわからない。
 嵐の前の静けさ?
 梅雨の晴れ間?
 悪女の深情け?
 ちょっと違うか。
 とにかく、こいつはもう信用できない。
 寝るぞ。ちくしょう。

7月12日 木曜日 晴れ
 暑い。
 主よ。オレのどこが気に食わないんだ?
 悪いところがあるなら言ってくれ。なるべく直すようにするから。
 だから、この天気をなんとかしてくれよ。黙って天火で焼くなんてのは、やり方として陰険だぞ。
 なあ、アカウンタビリティーという言葉を知ってるか?
 誰であれ、公的な立場にある者は、自分のやっていることのいちいちについてきちんと説明しなけりゃならないってことだ。特に、人の上に立つ者はすべてを説明せねばならない。まして相手は天気だぞ。こんなに公益性の高い事業はほかにないだろうが。
 主よ。
 あんたはたいした野郎なのかもしれない。でも、何事につけて説明責任というのをまるで果たしていない。こんなことじゃ先細りだぜ。いつまでこんなやり方が続けられると思っているんだ?  いずれにしても、これからの時代は、「黙ってオレについて来い」みたいな態度じゃ誰もついてこない。いいか、おれは忠告したからな。
 
 午後、墓参。蚊に食われまくる。どうして墓地の蚊はあんなに元気なのか。連中が死者の使いなのだとすると、石の下の人々は、やはり娑婆の人間に対してあんまり良い感情を抱いていないということなのだろうか。

 新盆ということで実家玄関前で迎え火。プリミティブなアミニズム。いや、アミニズムをプリミティブとする見方自体、キリスト教オリエンテッドな宗教学の悪影響(だって、彼らにしてみれば、キリスト教以外のすべての宗教は真実の一神教に進化する前の段階の何かってなことになるんだろうし、多神教や先祖崇拝なんてのは土人の迷信以外のなにものでも無いんだろうから)なのかもしれないが。
 ともあれ、奇妙な儀式だ。もっともらしい顔を作るのに苦労する。
 具体的には胡麻木だとかいう枯れ枝に火をつけるだけの話なのだが、風が強い時などは危険なことおびただしい。実際、今日の夕方は非常に風が強かった。あれで火事にでもなったら信心が足りないからということになるのか? 納得できないぞ。
 半年ぐらい前に「幸運を呼ぶ水晶玉で火事」(←窓際に置いてあった水晶玉に太陽が当たって集光レンズの役割を果たしたらしく、カーテンに火がついて木造家屋が全焼)というニュースを読んだ覚えがあるが、たぶんこれだって堅い信仰の持ち主にとっては神意と言えなくも無いのだろうし、長い目で見れば逆説的な意味で幸運(たとえば火事を機に家族の結束が強まったとか、火事がもたらした貧乏のおかげで亭主の不倫に終止符が打たれたとか。嫁がまじめに働くようになったとか。長男の非行が止まったとか)と解釈できないわけでもない。
 夕食後、昨日来のインストール作業の疲れが脳内で爆発。昏睡。
 


7月13日 金曜日 晴れ
 猛烈に暑い。
 どうやらハルマゲドンはすでに始まっている。
 仔細に観察すれば、明らかだ。
 気づいていない連中は要するに霊性が低いのだ。
 第一、この暑さがエホバ神のメッセージでなくてなんだというのだ。
 主よ。
 それにしてもあんたは最低のクソ野郎だな。
 最後の審判が誤審だらけだなんて、まさかとは思っていたが、あんたにはまじめに仕事をやる気がはなっから無かったってわけだ。実行力はともかくとして、判断力について言うならあんたの実力はオサダ主審と同程度だ。
 謙虚になれよ……って、あんたにだけは言ってもムダだろうな。
 釈迦に説法をする方がまだ見込みがありそうだ。 
 
 午前中、銀行に行って振込み。
 こういうことは慣れていない(っていうか初めて)ので、ちょっと緊張。
 ATMの画面の指示にしたがって最後のところまではなんとかうまく行ったのだが、現金投入のところで、マシンが止まってしまった。
※しばらくお待ちください...
 という画面表示が出て、それっきり5分ほど待ったが何も起こらない。いや、もちろん不動で息を止めて待っていたわけではない。でも、やっぱり5分待っているとちょっと自分がヘンな人扱いを受けているみたいな感じに襲われる。
 おい、どういうことだ? オレの金を偽札か何かだと思ってるのか?
 ちょっとムッとして警備のオヤジを呼ぶ。
「これ、さっきから5分がとこ止まってるんだけど」
 と言いながら自分の指差した先を良く見ると……「硬貨」と書いてある。
 おお、オレは硬貨を入れるべき場所に紙幣もろとも全部投入してしまったわけだな
 と、にわかに気づいたので、路線変更
「あれ? ここにお札入れちゃったみたいだけど……やっぱまずいッスよね」
 と、田舎の兄ちゃんに変身。
 警備のおやじは無表情。うん、わかるぞ。こう言う時の無表情っていうのは、自然な表情を隠そうとする時の表情だよな。つまりあんたは軽蔑なり嘲笑なりの表情が外に漏れるのを防いでいるわけだ。違うか? オヤジ。あんたは客に気を使ってはいるけど、内心ではオレを笑っているわけだ。な、オヤジ。そうだろ?
 私も無表情。
 威厳を取り繕っているのか。それともパニック反応なのか。いずれにしてもこういう時はそういう顔になる。
 オヤジは
「少々お待ちください」
 と言ってどこかに消える。
 どこからか硬い表情のおばさん(ベテラン行員というよりも、おそらくは引退した銀行嬢がパートのおばさんとしてよみがえった姿であろう。ATMのトラブル係。あるいは機械オンチのジジババおよびバカ対策要員といったところか)がやってきて、
「ちょっと待ってくださいね」
 と言う。
 待たされること10分。待たせたおばさんに代わってごていねいにお盆みたいなものに金(紙幣で2万2千円と硬貨で110円)を乗せた別のおばさんが現れる。
「もう一度はじめからお願いします」
 と言う。これまた無表情。気を使っているのか? それとも機嫌が悪いってことか? いや、確かに、ヘンにニヤニヤしたら余計におかしい場面ではあるけどさ。
 とにかくもう一度最初から手続きを開始。
 同じところで再び同じ疑問にぶつかる。
「おい、札を入れる投入口のゲートが開かないぞ」
 オヤジを呼ぶ。
 呼びながら画面を読むと、どうやら硬貨を先に入れてその確認が終わってから紙幣の投入に進むという順序であるようだ。いかん。早まってしまった。仕方なくオヤジに話し掛ける。
「これって、硬貨を入れないと紙幣の窓は開かないんですね」
 オヤジは「このヒトは何でわざわざオレを呼びつけて世間話をしているのか? こいつは淋しがりやなのか?」
 という顔をしている。
 困った。どう対応したら良いのだろう。
 で、不機嫌になる。
「オレを誰だと思ってるんだ? ユーザーインターフェースの専門家だぞ」
 と、口に出して言うことはしなかったが……
 いずれにしても私は銀行みたいな場所では普通にふるまうことができないようだ。卑屈になってしまうか居丈高になってしまうかのどちらかだ。どうして普通にしていられないのか。

 午後、坊さんが読経にやって来たというので実家におもむく。
 一応口を挟まずに最後まで聴いてやった。恩に着ろよ坊主。それにしてもバカな儀式だ。
 坊主が帰った後、母親に午前中の銀行での一件について話すと
「おまえもか」
 という返事。
 えっ、母よ。あなたもまた……
「あたしもお札入れるところに硬貨を入れてさくら銀行の新しい機械を壊したよ」
 えっ? 壊した?
「なんだかその日に入ったとかいう新しい機械でね。お金を入れる入り口がそれまでのと逆だったわけ。で、私がそのまんまコインをザカッと入れたもんだから機械の中にコインがバラバラ落っこちて、修復に丸半日かかったんだそうだよ」
 丸半日って……
「おまえもさくら銀行かい?」
「いや、東京三菱」
「そりゃ良かった。親子で同じ銀行の機械を壊してたらやっぱりマズいからねえ」
 母さん。良かったというほどのことでもないとボクは思うよ。それにさ、最近思うんだけど、オレらみたいな自由業者っていうのは、こういうところから少しずつ浮世離れして行って、最終的には社会的無能者になって行くんだね。オヤジも同じだったじゃないか。晩年の15年ぐらいって、結局電車の切符も買えない男になっていたわけだし。
 そう、オヤジは
「赤羽駅も、いつの間にかゴチャゴチャして」
 とか言って、決して電車に乗らない老人になっていた。
 まあ、どこに行くんでもブラブラ者の息子を呼び出して運転させれば良かったわけだから、それで何が困ったってわけでもないんだろうが。
 そういう意味では持つべきものは半失業者の息子ってことか。
 いや、弁解してるわけじゃないッス。

 午後は巣鴨に出動。
 夕食は回転寿司。
 バカな一日だった。
 2千年前の13日の金曜日に十字架にかけられたあの男の呪いかもしれない。
 まったく。  てめえの子羊の面倒もロクに見られない半端者の分際で(以下自粛)……


7月14日 土曜日 晴れ
 暑い。
 昨日は埼玉県熊谷市で39.6度だかを記録したのだそうだ。東京の今朝の最低気温も28.?度で、7月の記録としては観測史上最高を記録したという。
 韓国のサッカー協会の会長が例の歴史教科書問題を引き合いに出して「共催がむずかしくなるかも」ってなことを言い出している。
 なにもこんな時期にこんな暑苦しいことを言い出さないでも良さそうなものだが。
 おかげで、各地のサッカー掲示板が荒れている。
 サッカー板や@2チャンネルが荒れるぐらいのことはたいした問題ではない(つーかいつも荒れてるわけだし)が、このたびの騒動は、事実としてわが国の外交を窮屈なものにしているし、市町村レベルの国際交流や、民間の商取引にまで影響が出はじめている。
 つまりこういうことだ。
  1. 周辺諸国の反日感情を刺激する教科書の出版
  2. 1に対する反発
  3. 2に対する過剰反応
  4. 1、2を受けての周辺諸国との関係悪化
  5. 4による愛国心の昂揚
 おお、ってことは結果として若い世代の愛国心が燃えているわけだからして「作る会」の狙いは当たったわけだ。

 が、一方において、
愛国心は国益を損ねる
 という事実がどうやら明らかになりつつある。
 整理してみよう。

 うーん、整理できてないぞ。
 うーむ、ますます話が拡散してるぞ。
 でも、かまうことはない。こんな調子でだらしなく議論を展開できるのがWeb雑文の特権ってやつだ。雑誌の原稿とは違う。行数を合わせる必要もないし、きちんと着地させる必要もないわけだから。
 続けよう。
 結論を述べましょう。いずれにしても、あの誇り高くもひがみっぽい、おまけに日本に対して常に過剰に反応しがちな国の国民を、こんな形で刺激することが得策であるとは到底思えません。
 彼らに態度を改めてほしいなら、適当におだててあげるほうが良いに決まっている。
 土下座?
 礼を尽くして交渉をすすめることのどこが土下座だというのだ?
 他人に対してアタマを下げることができないのは、自信が無いからなのか、でなければバカのくせ自己肥大しているからだろう。それじゃ戦前の日本と同じだぞ。誤解するなよ、オレは「K国と同じだぞ」とは言っていない。邪推するなよ。うん。

ball20.gifJリーグ第15節 浦和VS市原@駒場競技場
 BS1で録画しつつ、テレビ埼玉で観戦。小野伸二のホーム最終戦ということで駒場の雰囲気はすごい。現場に行きたかった。

 結果は3-1の勝利。
 うれしい。
 でも、急に淋しくなってきた。
 伸二ぃー。
 行かないでくれえ。